今までのメッセージ 
「東西を融合した新しいパラダイムの構築を!」

日頃、日本と世界の未来構想の重要性に注目して、ご努力されている皆様、
最近痛感することをご報告し、皆様とさらに精錬された情報を共有できれば、
光栄です。

シンクタンクの立場から日本の政策を観察するときに、いつも感じるのは日本
に欠けた3つの視点、一言にして言えば“哲学的視座”です。巷に膨大な情報
のあふれる中にあって、目に留まった光り輝く情報を引用しながら、これに触
れたいと思います。

1) 価値観的視点

今、日本には個人においても集団においても、アイデンティティーが希薄になっ
ています。「日本、および日本人が寄って立っているものとは何でしょうか?」
 かつて70年代、2千人の有識者達と3年間、10年後の国家目標に研究に携わっ
たことがありますが、そこでの再確認にしたことは、わが国は「いまだ敗戦ショッ
クから立ち直っていない」ことです。日本人は鬼畜米英から180度転換、積極
的に占領政策を受け入れた結果、その後遺症が今、現れて来ています。その最
も顕著な例が「教育と安全保障の問題」です。日本的なものと外国的なものの
融合は、島嶼国家日本の歴史的課題ですが、いまこそ近代日本の課題である西
洋文明と東洋文明の融合を実現するときです。日本は印度、中国、朝鮮等の東
洋文明と日本文明との融合はみごとに成し遂げましたが、西欧文明の根底にあ
るグレコ・ローマン、ジュデオ・クリスチョアニティー(いわゆるヘレニズム
・ヘブライズム)とはパラダイムがまったく異なることも相まって、いまだ成
功していません。どの文明でも長所はまた短所でもあります。いまや西欧文明
の成功面(科学革命、等)を継承するとともに、その副作用に人類全体が瀕死
の重傷(環境破壊、核の脅威、貧富の格差、等)に陥っています。今、日本人
が寄って立つ価値観は何か? 一億が玉砕しても守ろうとしたものは何か? 
先人の犠牲を無駄にしない為にも、もう一度、命を超えた普遍的価値に目を向
けるべきではないでしょうか?

岡本行夫氏の産経のコラムで始めて知ったことですが、馬渕前ウクライナ大使
が首都キエフの「ある中学校を訪問し、2年生のクラスで質問した。『君たち、
松尾芭蕉のことを知ってますか?』。生徒たちが、当たり前だという顔で答え
た。『小学校で習ったからみんな知ってます。』『えっ、みんな?』。クラス
全員の手があがった。『知ってマース!』驚いた。日本の中学校で同じ質問を
したらどうなるか興味あるところだ。ウクライナの学習指導要領には『自然を
描写して気持ちを表す日本人の国民性を学ぶことにより、ウクライナとは違っ
た文化をもつ日本と日本人に対する尊敬の念を養う』とある。」

昨年10月から11月、ウクライナのスベトラーナ教授が小生の自宅を拠点に
日本全国を取材された。スベトラーナ教授が芭蕉の俳句や枕草子、源氏物語に
精通されているのは、スベトラーナ教授が日本芸術を専攻されているというよ
りはウクライナ一般国民の状況であることを知り、小生にとっても驚異であっ
た。

ある日の夕食後のひと時、歓談していたら、日本の現状に対する質問があまり
にも本質をついた質問なので、いい加減に答えられなくなり、小生も腹を据え
てお答えせざるを得なかった。その日は朝方5時まで続いた。隣国のロシアに
ロシア人を保護すると名目で自治領を作られ、国を掠め取られそうな状況が刻
々と進展している。マスコミに現れないロシアインテリの素顔等、小生も学ぶ
ところが多かった。氏の、単に学者であるだけではなく、国の将来を見据えた
真摯剣な姿勢に改めて敬服した。 

2) 世界観的視点

「世界の常識は日本の非常識」というずれは島国根性というよりは世界観の違
いから来ると言える。先日ドナルド・キーン氏は「未来への提言」(NHK)
で最後に、インタビュアーに色紙を依頼され、「四季も他人も友とすべきだ」
と書いた。これは芭蕉の「風雅におけるも進化(自然)にしたがいて四時(四
季)を友とすべ」に由来することも紹介された。日本通であるキーン氏の言い
たかったことは、「すばらしい日本的情緒で世界を包んで欲しい」との願いで
あろう。しかしこれには、汎神論的世界観、惟神の道が深くかかわっている。
「日本国の最大困難は、日本人がキリスト教を採用せずして、キリスト教的文
明を採用したことである」と日本的伝統とキリスト教を融合しようとした 内
村鑑三さえ、東洋思想と西洋思想の融合に成功していません。日本の未来、さ
らには西欧文明の未来も日本的自然観・世界観と西欧的思想を真に融合できる
かどうかにかかっています。この思想的アポリアの重大性をどれだけの人が真
摯に捉えていることでしょうか? 既存の東西のパラダイムの枠組みを超えた、
新しいパラダイム、それは人間性を歪曲した部分的既存の枠組みを超えたホリ
スヒックなアプローチから生まれるでしょう。「難民の受け入れが少ない」、
「国際協力が不十分」、等への個別の対応に追われているわが国であるが、
「世界の出来事も対岸の火事」としか感知できない日本的世界観の「変貌」な
くしては未来日本も、さらには世界の未来も決して明るく無い。そのことを心
配するのは小生ばかりでは無い。

「いまの日本の政治もまた、鎖国に先祖返りしているかのようである。このグ
ローバル化の時代に、与野党が「国民生活が第一」というちんまりした孤立主
義に陥って、外の世界を気にかけない。政治の大きなビジョンを描かず、有権
者の顔色をうかがってバラマキと政敵の非難に終始するばかりだ。」
湯浅博 産経新聞 2009.2.3)

3) 歴史的視点

世界史の中で日本文明をどう位置づけるか? 70年代、日本財界首脳や学者
グループが真剣に模索した。(
「新しい文明を語る会)その研究会は18年
間、300回にも及ぶ。膨大な記録の中の一部を今も保管しているが、この知
識の蓄積を日本の歴史遺産としての残しておきたいと密かに祈念しています。
一言にして申せば、日本は第2次大戦敗戦と正面から向き合っていません。現
実から逃避、過去への郷愁、未来への逃避、トインビーの言う「現代の3つの
偶像」
そのままです。彼のいう如く、第4の選択、「変貌」、自己変革以外に
希望はありません。それには、目を背けたくなるような冷厳な現実を見つめる
勇気、智恵と決断が必要です。未来構想の世話人の1人である西原春夫先生の
最近のご講演、御著書をお薦めします。近代史を学者の目から展望されていま
す。人物中中心に描いた司馬遼太郎の歴史小説、特に溢れる憂国の情で綴った
朝鮮近代史「民族の閃光」(李?根・時事通信社)も涙なくして読めない本で
す。

「日本の将来を考えていく上で、アジアの国々に対しての過去の行為について、
正しい歴史認識が必要である。そのための、キーワードとして「帝国主義=流
行病」を用いる。日本は植民地化を免れるため先進国を目指し、体裁の上では
近代国家となった。ところが、先進国の「19 世紀的国家観」には、帝国主義
という病原菌が含まれ、日本も流行病にかかってしまった。しかし、その「流
行病」を防いだり、症状を軽くしたりすることも出来たはずであり、日本に責
任がないとは言えない。第2 次世界大戦の終戦は、この「流行病」の終焉とい
う大きな歴史的意義があった。

世界はますますグローバル化の度合いを早め、侵略のためにあった軍事力も防
衛のための軍事力へ、テロや宗教紛争・民族紛争の抑止のための警察力として
機能するようになり、その意義・役割も大きく変質してきている。日本やドイ
ツ、イタリアが共に帝国主義に取り付かれていた当時、既に欧州においては、
「ヨーロッパは一つ」であるという汎ヨーロッパ思想が、多くの政治家や文化
人の共鳴を呼び、この「流行病」は終わりかけていた。ヨーロッパ諸国がEUを
構成して共同体としての結びつきを強めているように、東北アジア諸国も歴史
認識を共有しつつ同様な共同体をやがて形成するであろうことは、可能性の有
無、必要性の有無の議論を超えて必然の趨勢であり、必ずや「そうなってしま
う」に違いない。」(西原春夫「近代日本のアジア侵略」2008.11.11.)

「いかなるビジョン(価値観)を立て、誰と共に、何をなすべきか?
      人類史に、我々は、何を残そうとしているのでしょうか?」


未来構想戦略フォーラム・地球市民機構が、人類の悲願である恒久平和実現の
ために、既存のイデオロギー、党派、宗派の枠組みを超えて、自由自在に交流
でき、行動できるプラットフォームとして、
               今後も知的社会貢献できれば幸いです。

    平成21年6月吉日
            未来構想戦略フォーラム共同代表  大脇準一郎

*なおこの小論の引用文献は下記のサイトにリンクしています。

  ⇒ http://www.miraikoso.org/shinchaku/2007.09.html

**********************************************
    NPO法人 未来構想戦略フォーラム
    e-mail(個人); junowaki@gmail.com
U R L ; http://www.miraikoso.org
未来放送:http://miraikosotv.web.fc2.com/
   ┌──────────────────────┐
   │ 共同代表;大脇 準一郎 (Dr. )        │
   │ 〒180-0002 武蔵野市吉祥寺本町1-28-3-209   │
   │ Tel&Fax:0422-26-7980 , Skype:junowaki    │
   │ Cel:080-3350-0021             │
   └──────────────────────┘
    


グローバルな未来構想にご関心をお寄せの皆様、

日1日と日差しの増し加わる此の頃、皆様におかれましては益々ご清祥の段、
お慶び申し上げます。

さて、6月の未来構想は地球市民機構との共催です。地球緑化の観点から地球
環境問題を取り上げます。

高瀬國雄氏は本年83歳のご高齢であられながら、若者顔負けの情熱をアフリカ
の国際協力に注いでいらっしゃいます。アジア開発銀行,渡辺武初代総裁のス
タッフとしてアジアの農業開発、「緑の革命」を成功させた実績は世界からの
高く評価されています。経済と技術の両側面からの国際協力の伝統は「新JI
CA」に受け継がれ、さらに教育・文化を含めた総合的視点からアフリカの開
発にと取り組んでいらっしゃいます。

稲葉真澄氏は、早くからニームの木の特性に注目され、世界各地でニームの木
の植林に務めていらっしゃいました。氏の地道な活動により、ニームの木の効
能は国連を通じて広くに知られるようになりました。

今回、お二人の長年のボランティア精神に学ぶと共に、未来の夢を語っていた
だきたいと思います。またご来日中の広瀬輝夫博士に医療に国際協力に観点か
らコメントを頂き、皆様とこの地球をいかに護るか、具体的な日常活動のあり
方を討議いたしたいと存じます。

万障お繰り合わせの上、ご参加賜りますよう、ご案内申し上げます。
 平成21年5月吉日
       地球市民機構(“市民国連”) 世話人代表 
       NPO法人未来構想戦略フォーラム世話人  福岡 克也


謹んで新春のお慶びを申し上げます。

      
昨年、年の瀬も迫った12月23日、「国連呼応して市民は何が出来るか?」をメインテーマに
NGO・NPO諸団が協力しあって、外務省の後援、企業の協賛を得て、早稲田大学で市民国連が
開催された。参加した方々は異口同音に、「驚くほど感動的だった、今、何をなすべきか多
くを学んだ」との印象を持たれたようだ。いくつかの点を挙げ、皆様のご参考に供し,年頭の
ご挨拶としたい。

1、 今、日本に必要なのは、高邁な理想・目標を掲げること。

23日当日には現地へ出発されなければならない発題者の先生も国連本部と掛け合って予定を
1日延ばし、ご参加くださった。遠く岡山から駆けつけ、多くのお弟子様たちとオープニング
を飾ってくださった先生、今回はアフリカがテーマだからとゴスペルソングで会場の雰囲気を
盛り上げてくださったプロの黒人シンガー等々、大きな目標を掲げれば、思いがけない多くの
人々が快く協力くださり、その真心に感動しました。今、日本の指導者に必要なのは、国民に
媚びることではなく、国民が「自分もひと汗掻こうか!」と快く立ち上がられる、高邁な目標を
掲げることではないでしょうか?

2、 必要な心の田畑の開墾:教育・宗教・国家の枠を超えて

今回の感動的な成功はボランティア精神の結集によるものですが、このグローバルな大義の旗印を
掲げなければ、生涯決して出会うことの無かったであろう人々の奇跡的出会いの場が数多く実現
されたことは特筆すべきです。紙面の関係上、詳細は省きますが、今回、世界平和の最大の敵、
障害は何か?ということを改めて考えさせられる出来事がありました。生涯、教育一筋に生きた
森有三は、「我が行く道は、人の心という田畑を開墾することである」と述べています。教育改革
は小手先の技術論よりは、「教育は魂、心のふれあいで、時間ではない。」との金言も吉田松陰や
クラーク博士の事例を見ても明白です。「海よりも壮大な眺めがある、それは大空である。大空より
も壮大な眺めがある、それは人間の魂の内部である。」と文豪も述べていますが、皮肉に思うことに
は神様に近いはずの宗教団体、宗教人の心の狭さです。世界紛争、テロの主原因が、偏狭な宗教、
イデオロギーの狂信者であることを再認識すべきです。「集団的自己中心性は一層悪性である。
なぜなら、一人の人間がただ個人のためにではなく、自分の家族、国家、教会の名において自己
中心的に行動しているとき、自分は利他的に自己犠牲的に行動していると誤って想像することが
できるからである。」とトインビーも述べています。このたび一同に会された諸先生は、あらゆる
枠を超えた天地自由人、人間本性に生きる心の広い方たちでした。教育や宗教がその機能を果た
せず形骸化してしまった今日、既成の枠を超えたこれらの諸先生達の活躍こそ、真の平和の創造者
(ピース・メーカー)として大いに期待されている。

この1月21日も未来構想では“今後50年間に1千万人移民受け入れ”、「移民国家日本」を問い、
日本の伝統文化とその普遍と変容を討議します。2/19,3/18,4/15にも、素晴らしいメッセンジャー
が陸続として登場されます。ご期待ください。(通常毎月第2水曜午後6時10分)

3、 市民国連(地球市民機構)、国連大学の確立を!
要するに「何を実践するか?いかなる成果を挙げるか?」です。未来構想が市民国連を積極的に
支援するのは、未来構想が目指すビジョンは一団体では到底達成することができない人類的目標で
あるからです。私たちは何れ地上を去ります。次世代へ如何にバトンを渡すべきか、歴史的責任を
どうはすべきでしょうか?未来構想は身近な所から次世代の育成に励みます。「国連と呼応して
市民は何をなすべきか?」市民国連は、国連本部とまた日本に駐留する国際諸機関とも連携をとり
ながら、NGO,NPO,ボランティアの真心を束ねて市民の大きな潮流を作ります。その拠点としての
教育・研究基地、国際社会へ貢献しようとする有為な人材を育てる国際協力大学(国際平和大学、
学生の居る国連大学、)仮称)を創設することは中期目標であります。お金が無いのはなく、
何にお金を使うかで、数千億はおろか数兆円を投入しても、アジアを代表する教育機関を創設
すべきと考えています。  本年も皆様の積極的なご参画、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
近日中に未来構想、市民国連のサイトを更新いたします。ご期待ください。
                               以上
平成21年(2009年)1月吉日

     NPO法人 未来構想戦略フォーラム共同代表  
    地球市民機構(“市民国連”)創設メンバー 大脇準一郎



アフリカの平和と発展のために長年ご努力されている皆様、

小生は、長年南米カリブ海のNGO活動を続けているものですが、大学時代の旧友
の依頼でアフリカもお手伝いしていまが、皆様から多くを学ばせていただきました。

さて、明日12月23日午前9時45分から早稲田大学14号館1F午後は4階で5分科
会が併行して午後4:45分まで市民国連が開催されます。

テーマは「アフリカへの国際協力に市民は何ができるか?」NGO活動との接点が
焦点となっています。TICAD国連代表の池亀美枝子氏は長年現場にあられ、今も
現役でいらっしゃるだけあって、質問に対して快刀乱麻、見事な回答です。
我々だけが聞くのはもったいないと痛感しています。午前と午後、先生と直接
お話する機会が有りますので、ぜひ皆様の率直なご質問を投げかけ、アフリカ
への国際協力への障害を取り除く一助としてくだされば幸いです。

今、プログラムを作成中ですが、市民国連公式サイトに今日午後5時までに長
谷川祐弘氏を始め、発題者の発表論文をリンクいたします。

右、ご案内まで。
2008年12月22日
 市民国連実行委員会 委員長 福岡克也(財)日本環境財団理事長
      早稲田大学環境総合研究センター顧問
     *
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  創 立 3 周 年 記 念市民国連フォーラム

地球市民機構(“市民国連”)G.C.I.:
「われら連合国の人民は」で始まる国連憲章は、私たち一人ひとりが、その
「人民」として、憲章に掲げる、国際平和と安全の維持、全ての人民の経済、
社会的発展と言った目的のために力を合わせて行動することを求めています。

私たちは、また、ボーダレス化した経済、グローバル化した情報通信のもとに、
「宇宙船地球号」の乗組員でもあります。グローバル化した世界は主権国家と
言う枠組みでは捉えきれない多様な要素からなります。私たちは、地球的規模
の諸問題を私たちの住むコミュニテイの私たち自身の問題として、また、私た
ちの住むコミュニテイの諸問題も地球的意味を有していることを意識して、対
処していくことを求められています。「人民」として国連に係わった私たちは、
国連諸機関の活動に積極的に参画していく義務があります。

 そのような考えから、今回、改めて「市民国連フォーラム」を開催し、「国連
とアフリカ」、「国連と環境問題」、「国連の平和構築」、「国連と文化、教育」
及び「国連・市民・NGOネットワーク」と言う多角的な分野で話し合いの場を
持つことと相成りました。皆様の積極的なご参加を期待いたします。

 テーマ:「国連に呼応して、市民は何ができるか?」

 と き:2008年12月23日(日・祝日)9:45~16:45

 ところ:早稲田大学14号館1F(午前)、4F(午後)

 主催:地球市民機構(GCI:“市民国連”)Global Citizens Initiative

  (推進団体: NPO:未来構想戦略フォーラム,山元学校, ローハスクラブ,
     NPO日本の感性21/CNC, 日本ビジネスインテリジェンス協会,ほか)

後 援: 外 務 省
協 賛:NPO天真会,(財)人間自然科学研究所

連絡先:Tel: 0422-26-9156  Fax: 0422-26-7980
      E-mail; 2013gci@gmail.com  URL: http://www.e-gci.org
      〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町1-28-3-209   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
        次      第
第1部 総会9:45-12:00          102教室
オープニング 大月 宗明 師 ほか NPO法人「日本筝曲楽会」会長
風神(鼓:大月一正と邦楽合唱団)
鹿の遠音(尺八:眞玉和司、垣堺香)
荒城の月抄・さくら舞曲(歌:熊代真理と邦楽合唱団)

1933年岡山市に生まれる。筝曲「日本音楽大道派」宗家,大月忠道(父)に師事。
東京芸術大学で宮城道雄に師事。 1957年全日本邦楽コンクール作曲部門でN
HK賞を受賞。日本縦断リサイタル挙行。平成元年「大月宗明筝リサイタル」
文化庁優秀舞台奨励公演指定。中国,アメリカ,台湾,タイ,フランス,ドイツ,
イタリア,フィンランド,スエーデン,スペイン,オーストラリア,トルコ,ボー
ランド等で演奏。国際的に活動。日本筝曲会連盟中央委員。

総合司会 濱川 一郎 早大社会科学部卒, デジタル・サイネージ制作

開会の辞:伊勢 桃代 元国連大学初代事務局長
「地球市民機構(“市民国連”)の新しい出発に当たって」

慶応大,社会学専攻,シラキュース大学院社会学修士,ハーバード大,比較文化,
社会学専攻、米政府予算によるケネディ・ジョンソン大統領下で反貧困政策従
事,NY市政府反貧困プログラム研究部長,1969年UN本部勤務,事務総長室にて国
連大学設立事業に参画,コロンビア大都市計画修士、UN人事局人事採用部部長
補佐、本部研修部部長,国連大学初代事務局長,人材管理部長,専門官部部長
,1997年UN退職(財)女性のためのアジア平和国民基金 専務理事,歴任,

基調講演「アフリアの平和と開発のために,国際社会は何ができるか?」
国連事務総長室アフリカ上級担当者、TICAD国連代表
池亀 美枝子 氏
東京女子大,サイモンフレーザー大、ストックホルム大学院卒、
FAO(国際食糧農業機構),WFP(世界食糧家計画),UNDP(国連開発計
画),国連本部を含め、国際公務員25年間勤務

1) 自己紹介 2) 国連は何が為し得るか,その限界
3) アフリカの現状 
a) 何故,アフリカが世界にとって必要か?
b)アフリカの経済・社会,政治・安保問題
c)日本が培ったアフリカの関係
d)市民社会と民間企業との連携の重要性

休憩 ゴスペル・ソング レイ・ドロシー 氏
1, Hold On 2, Silent Night3, Respect Yourself-

米国テキサス州出身,小学校の聖歌隊から歌い始め、ハイスクールバンドを結
成、リードボーカルとして活動。ドラム・コンガなど、あらゆるパーカッショ
ンの演奏をする。高校卒業後,米国政府の要請で,マリーン コート入隊,ベト
ナム戦場4年間。その後,ガルベストンカレッジで,音楽論とボーカルを学ぶ。
卒業後、プロミュージシャンとして活動、数多くのグループ(マンボ・ジャ
ズ・キング)を結成。NHK・テレビ東京・フジテレビ,各地ホテル,米軍基
地で公演。ゴスペル・R&B・ジャズ・ブルース・ブルース・ファンク・ポップ
ス・カントリーウエスタン等多様。

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第2部:分科会13:30-16:00   401-408教室
1、国連とアフリカ  座長:柴田孝男(カンサス大学准教授)
  
小林重一(チーム・アフリカ)「ケニアにおける大統領選挙後の混乱と収拾」
 Gbevegnon Emmanuel 発題「リコンシリエイション(和解)プロジェクト」
池亀 美枝子

Ⅱ、国連と環境 座長:山元雅信(山元学校 学長)

 上村雄彦(千葉大准教授)発題「地球環境税の可能性」


Ⅲ、国連と平和構築 座長:伊勢桃代

長谷川祐弘(法政大学教授)元国連事務総長特別代表
発題「国連と平和構築、理論と実際」
 1,世界平和構築に関する4つの理論 2,国連平和活動の4つの形態
  3、平和維持活動:目的と役割,原則,活動
 4、平和構築活動
   平和構築理論の進展, 平和構築活動の目的
   紛争の根本原因要素, 平和構築の目的・意義
   平和構築の現場, 平和構築活動の例
  民主主義の育成, 平和構築支援活動の効果・効率的実践への課題,
日本の貢献の可能性

林正寿(早大教授)財政学 ディスカタント

第Ⅳ、国連と教育・文化 座長:一色宏(デザイナー)

青木宏之(NPO天真会代表) 発題[私のボランテア活動:中国,フィリピン」

現代武道「新体道」の創始者、井深大氏(ソニー創業者)、稲盛和夫氏(京
セラ名誉会長)、甲野善紀氏(武術研究家)、小久保裕紀氏(読売ジャイア
ンツ)、近藤等則氏(トランペーッター)など各界の成功者たちを指導して
きた武道界のカリスマ。

武道のみならず、中国古典臨書の書道探求家としても高名。道号「青木天外」
の名を持つ英邁な書道家である。1936年,横浜市に生まれる。中央大学法学部
卒、日本空手道を指導。江上師範より最高段位五段推挙される。新しい時代
の体術を求め、「楽天会」結成。総合的な人間開発のための体術「新体道」
を創始。総合武道連盟(国際新体道連盟)結成。世界各国で指導。現在,(有)
天真会取締役社長 「天真書法塾」塾長 「天真奨学会3Hスカラシップ」代表
理事長,「瞑想カレッジ」学長・講師

大月宗明(邦楽家)発題「日本の感性21、IN 早稲田」


第Ⅴ、国連・市民・NGO とのネットワーク 座長:上田正雄(NPO法人、楽舎代表)

吉松栄子(ミャンマーSP)発題「私のボランティア活動:ミヤンマー12年間」
玉野哲也(武蔵野美術大学講師)「デザインの現場からの提言―へそばさみ
プロジェクトー」

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 地球市民機構とは? 

1)地球市民機構(“市民国連”GCI:Global Citizens Initiative)は、
 平成17年(2005年)11月3日,外人記者クラブ(有楽町)で,34団体のNGO・NPO
 団体代表,百余名の個人により結成されました。(実行委員長:福岡克也)今
 日、地球的問題の早急な解決が極めて強く求められるほど深刻化する中、国
 家やイデオロギーの壁が障害となり、国際機関の調整も桎梏化状況に追い込
 まれています。われわれは、地球益を標榜するDo-Tankとして,市民と世界的
 ネットワークを形成することにより、国連や各国政府とも協調しつつ、問題
 解決を図ろうと“市民国連”を結成しました。

2)2006年11月、創立1周年記念(第5回市民国連)日本文明論に関心を寄せ
 る40団体、340人が集い、 目白大学で開催されました。
     (実行委員長 大脇準一郎)

3) 2008年6月より3ヶ月間、これから市民運動のありかたを求めてコンセプト
 を検討。市民国連は通称として残し、新たに地球市民機構として再出発いた
 します。そのコンセプトの核心は、国連憲章を機軸に「グローバルな課題の
 解決に国連諸機関と共同して市民が立ちある」ことです。今回、創立3周年
 記念行事として第11回「市民国連フォーラム」を開催することとなりました。
   (実行委員長:福岡克也)

 参考とすべき考え方 
 
☆「衰退に至った文明の歴史の中に、必ずしも実現することに 成功しなかっ
たとしても、事態を収拾する別の解決法が発見されたことが認められる。そ
れが“協調の理想”である。その精神が現代に現れたのが、国際連盟と国際
連合である。国連そのものは、世界のそれぞれの国の人民とは直接つながっ
ていない。政府を通じてつながっている。人民に直接つながる国連が必要で
ある。」  A. トインビー

 ☆「人類を滅亡させるか、それとも今後は単一の家族として暮らしていくこ
とを学ぶか、この極端な二者択一を人類は迫られている。人類を救うため
には、私たちは宗教,文明,国籍,階級,人種などの伝統的な差異をのりこえ
て仲良く一緒に暮らしてゆく方法を考えねばならない。仲良く一緒に暮ら
すことに成功するためには、わたしたちはお互いを知らなければならない。」
『 図説 歴史の研究』1972 A. トインビー

☆「人間心理には合理性と自己中心性がある。『しかし単数(私〉の自己中性
が唯一の悪徳なのではない。複数(我々)の自己中心性もあるのである。)
集団的自己中心性は一層悪性である。なぜなら,一人の人間がただ個人のた
めにではなく,自分の家族,国家,教会の名において自己中心的に行動してい
るとき,自分は利他的に自己犠牲的に行動していると誤って想像することが
できるからである。」 『歴史の研究・再考察』1961 A. トインビー  

☆「私は、あらゆる利害関係者のお役に立てるよう、精力的な活動に努めます。
特に、国連を一層人々に近づけるための取り組みの一環として、私は市民社
会に対話の道を歩ませるよう、全力を尽くしていく所存です。また,人道援
助機関,財界,そして世界のその他,市民社会要素に対し、援助と参加を働き
かけていきます。それが国連のためにもなるからです。」
潘 基文 国連事務総長 就任演説



第78回未来構想&第10回国際協力市民フォーラム
 平成20年10月22日(水) P.M;6:10-9:00
  南部労政会館 第5会議室
  
   (JR大崎駅南口下車徒歩3分)03-3495-4915 ) 
      品川区大崎1-11-1,ゲートシティ大崎 ウエストタワー2

 第1部 基調講演  6:15-7:15
 
「これからの市民運動」伊勢桃代 氏 国連大学初代事務局長

 第2部:パネル・ディスカッション 7:15-8:15
 
「地球市民機構“市民国連”は何を目指すか?」
       
一色宏・山元雅信 氏, 大脇準一郎 
      休  憩
 第3部:特別ゲスト 8:30-9:00
 「ウクライナでの日本研究の展望」スヴェトラーナ・リバルコ 氏
    
            (国立ハリコフ芸術アカデミー主任教授)

 参加費:一般:3千円, NGO/NPO専従スタッフ2千円,学生:1千円
 定 員:80 名
 懇親会 PM;9:20-10:40 企画中
共催未来構想戦略フォーラム/市民国連 
協賛:国際協力市民フォーム
実行委員会

           開 催 趣 旨

1、今年も連に加盟する192カ国の代表が集い、国連総会(第63回)がNYで開催されている。
 916日開幕、23日から一般討論演説が始まり、潘基文事務総長は冒頭、「私たちは世界
 規模の金融、エネルギー、食料危機に直面している」と述べ、「各国がより内向きになる危険
 がある」との懸念を表明。世界規模の解決に向け、国家間の協力が必要だと強調した。
 そのうえで「人権、平和と安定、開発は国連活動の3本柱である」と明言。なかでも途上国
 開
問題は「非常事態にある」と指摘し、各国に行動を促した。また、テロとの戦い、軍縮や
 核不拡散の重要性が揺らぐことはないとの考えを示し、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議
 の合意が履行されるよう促し、核開発を続けるイランに対し安全保障理事会の決議の順守と
 国際原子力機関IAEA)への全面的な協力を要請した。ブッシュ米大統領は、米国を見舞った
 金融危機が国際市場に波及するとの懸念に触れ、「非常時に対応し得る自信がある」と述べ、
 金融の安定化による世界恐慌の回避を訴えた。一般演説は、101日までの期間中サルコジ
 仏大統領
、イランのアフマディネジャド 大統領、グルジアのサーカシビリ大統領らが登場する。
 日本の演説は25日午後に予定されており、麻生太郎氏が登壇する予定。アフリカを中心とした
 途上国開発、食料価格高騰問題、国連改革、気候変動が主要テーマとなるほか、米露が激しく
 対立するグルジア情勢、イラン核問題が論戦の焦点となりそうです。
 [1]

 

  2、市民の力を結集し、グローバルな問題解決の道を探ろうと2005113日、外人記者クラブに
   34NGO/NPO団体代表が集い、「地球環境問題の解決を求めて」第1回市民国連が開催され
   ました。2006113日、第5回市民国連は「日本文明の可能性」を求めて目白大学に40団体
   340人が結集しました。第11回市民国連(「地球市民機構」)は本年1223日(火)、東京女子
   大学に100団体200人余が集う予定です。テーマは「地球的課題の解決に国連と呼応して、市民
   は何をなし得るか?」(仮題)です。

  今、日本では与・野党、言論界、経済界を問わず、国家の指導者層に国際的視野、責任感が
  全く欠落していることは嘆かわしいことです。先月の広島原爆記念、終戦記念の式典でもそう
  でしたが、国連総会の場でも「世界からもっと共感を呼ぶようなメッセージ」を発信して欲しい
  ものです。
  
  今日の産経新聞トップに「SNSと若者の健全さ」というコラムが掲載されていました。
  SNSとはSocial Networking Serviceの略でインタネットを通じて余りコストをかけず、たくさん
  の人々の善意やデーターを地球的規模で集積し世界の難題解決に私たち一人ひとりが,
  積極的に参加しようとの呼びかけです。この呼びかけは“Mr. 国連”、34年間、3代の事務
  総長に仕えたR. Muller氏(Undersecretary General)の「ネットワークを創ろう!」の呼びかけ
  にも呼応するもので、情報革命の武器“IT”を世界平和実現の道具として大いに活用して
  ネットワーク創りに努めるべきでしょう。
[2]

  3、国際経験豊かな元外交官、ジャーナリスト等に共通する日本の未来に対する想いは、「国際
    国家日本:世界の人々にとって魅力ある日本をどう創るか」です。長年、国連本部に勤務され
    た伊勢桃代先生もそのお一人で、ここ3ヶ月、隔週ペースで有志の方々と共に「新しい市民
    運動はどうあるべきか」、ポジション・ペーパーを準備くださいました。現在、伊勢先生は、
    1ヶ月ほどNYにお出かけですが,1022日には,国連総会の背後の様子を含め、新しい市民
    運動のあり方につきご提言くださいます。また、当日、共に新コンセプト作りに携わってださっ
    た方々にもコメントをいただきます。皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。
[3]

   平成20年9月吉日 NPO法人未来構想戦略フォーラム 共同代表 大脇準一郎 / 新谷文夫


[1] MSN産経ニュースより抜粋編集 

「アフリカ開発について討議する国連ハイレベル会合が22日、国連本部で開かれ、2005年の
主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で合意したアフリカ向け政府開発援助(ODA
倍増の履行などを求める政治宣言案を採択して閉幕した。宣言は、先進国などに対しODA額
を15年までに国民総所得(GNI)比で0・7%まで引き上げることを求めた。日本から出席した
森喜朗元首相は、5月に横浜で行われた「第4回アフリカ開発会議TICAD/Ⅳ」の成果と、
7月の北海道洞爺湖サミットでこれを反映させた首脳文書が発出されたことを改めて報告。
日本は貧困撲滅の数値目標を定めたミレニアム開発目標(MDG)達成のため、「水、衛生、
教育、食料の各分野での支援の約束を着実に実行していく」と決意を示した。)

 [3] 2、「地球市民機構(GCI)」理念と目的より一部抜粋

「われら連合国の人民は」で始まる国際連合(国連)憲章は,・・人類の財産であるといえよう。
・・国連憲章が掲げていることは、基本的人権と人間の尊厳を基盤とし、国際法に則った社会の
条件を確立し、一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上を促進すること、そしてその
ために、寛容の精神を実行に移し、且つ、善良な隣人として互いに平和裏に生活し、国際平和
及び安全を維持するために「われら」の力をあわせ、すべての人民の経済的及び社会的発達を
促進することである。地球市民機構は、国益を超えた地球益の立場から、上記の国連憲章に
明記されている理念に則り、参画者の一人ひとりが憲章冒頭の「人民」として、理想社会の実現
に向けて活動をすることを期するものである。・・・

国際協力市民フォーム(第76回未来構想&第8回市民国連)

「戦争と平和:新しいパラダイムの構築を!」


猛暑お見舞いもうしあげます。
今年も原爆、終戦の第63回記念日が巡ってきます。
広島原爆では14万人、第2次世界大戦では日本人だけでも310万人、世界全体で
は6,200万人もの死者を出しました。その犠牲の意味を根源的に問い、未来の
指標を探してこそ、真の意味での慰霊となるのではないでしょうか? 毎年行
われる記念式典も風化の兆を見せており、近隣諸国との国際関係も未だにギク
シャクとしています。これらも過去の日本の総清算と、未来へどう進もうとす
るのか、国家ビジョンが希薄であることが大きな要因と言えます。

今回、親日家として著名なE・コーヘン氏をメイン・ゲストとしてお迎えし、
戦争と平和の意味を共に考えたいと存じます。コーヘン氏は、昨年7月駐日イ
スラエル大使を離任後、再び来日され、金融・マーケティング・旅行会社の経
営及びパートナーとてご活躍中です。大使ご在任中のご著書『大使が書いた日
本人とユダヤ人』、また第50回未来構想フォーラムで「危機管理と国際戦略─
ユダヤ人の生き残りの智慧に学ぶ─」など、氏は日本に対する造詣の深い珠玉
のようなメッセージを発信されて来ました。

今回は1民間人として、より自由な立場から、日本への洞察、ユニークなご提
言をいただけるものと確信いたします。暑い折ではありますが、万障お繰り合
わせの上、ご参加賜りますようご案内申し上げます。

                記

 日時:平成20年7月16日(火) P.M;6:00-9:00
 場所:東京都南部労政会館第5会議室
   (JR大崎駅南口下車徒歩3分)連絡先:070-5464-3614
    品川区大崎1-11-1,ゲートシティ大崎 ウエストタワー2階

 スケジュール:
第1部基調講演「戦争と平和:新しいパラダイムの構築を!」
講師:エリ・コーヘン 前イスラエル大使
  ㈱ECアドバンスト・テクノロジーズ・マーケティング代表取締役社長
  AJI・インターナショナル・ディベロープメント㈱副社長

コーディネーター:山元雅信 山元学校 学長

第2部:フリー・ディスカッション「平和へのメッセージの発信」
    通訳:西 希悦 世界平和のための聖書研究会代表


 共催:未来構想戦略フォーラム / 市民国連
    国際協力市民フォーム実行委員会
   (山元学校,ブルーアース,日本ビジネスインテリジェンス協会
     ローハスクラブ,The Dapad Foundation,世界戦略総合研究所
     ・オリーブの会, ほか)

エリ‐・コーヘン(Eli-Eliahu Cohen) 氏:プロフィール
1949年5月エルサレム生まれ、ヘブライ大学(数学物理学科)、ロンドンテー
ムズヴァリー大学(MBA)、マーレアドミム市副市長、国防省ナハル局長、国
防大臣補佐官、仏、イ、ハイテク企業各社社長、国会議員(リクード党),
社会活動:イスラエル松涛館空手道協会会長(黒帯5段)、青少年コミュニティー
センター会長、ヒマラヤ山脈捜索隊長
  

来る5月28日-30日、横浜市にて第4回TICAD(アフリカ開発会議)が開催
さるに当たり、市民の立場から何ができるか、「アフリカ国際協力フォーラ 
ム」を開催することと相成りました。

A)、新聞報道によりますと、「日本はアフリカへの政府援助(ODA)、民間投
 資とも倍層する」、その理由として常任理事国になるための大票田(53票)、
 中国とのアフリカ資源獲得競争への布石と謳っています。この件を外務省当
 局に聞くと、「それはマスコミの大衆受けのポーズに過ぎない」と一蹴し、
 「ア フリカのインフラ整備、米の生産、保険医療、教育、水供給など基本的条件
 を改善すること、アフリカの安定は世界平和への重要要素だ」との回答でした。
 国際事情に詳しい有識者から「それは道路族の国内での行き詰まりの解決策
 を海外に求めたものではないのか?」、来日中のアフリカ代表の1人から、
 「先進国のODA予算の6割は先進援助国の人々の現地での人件費に使われてい
  る。」との批判もありました。どうすればアフリカの人々に対して本当に
  実りのある協力ができるのか?6.2フォーラムにぜひ、皆様のご意見を
  お寄せください。

 B)、6月2日午後6時10分からのアフリカ国際協力市民フォーラム」
   に多くの方々が真心を寄せてくださっています。

1)著名な歌手:佐川守正・比味子さんが「アメージング・グレイス」、
  「この素晴らしき世界」を歌ってくださいます。

2)映画やNHK連続ドラマで著名な水澤心吾氏が一人芝居「命の決断;
     杉原千畝物語」をご披露くださいます。

3)NYの廣瀬輝夫先生が来日の予定を早めて、パネル・ディスカションへご参
  加くださいます。せひ「アフリカのエイズ・難民問題解決と医療協力」に
  つき話したいとのことです。広瀬先生は昨年ケニア、南アを始め、アフリ
  カ諸国を数ヶ月、現地視察をされました。

4)柴田孝男先生が5月23日事務所を訪れてくださいました。
  TICADの報告書アフリカ側で纏めたEmmauel Goued Njayick 氏を6月2日ご
   案内したいということです。
 
5)いくつかの新聞社の要望で共同記者会見をフォーラム終了直後開催するこ
  とになりました。池亀氏に対する質問が多いようです。6月2日万障お繰り
  合わせの上、ご参席賜りますようご案内申し上げます。

 詳細 http://www.miraikoso.org/74mirai/74mirai.html

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「アフリカ国際協力市民フォーラム」ご案内

拝啓 暑さの増し加わるこの頃ですが、益々ご清栄のこととお慶び申し上げま
す。 さて、来る5月28日?30日、横浜市にて第4回TICAD(アフリカ開発会議)
が開催されるに当たり、市民の立場から何ができるか、フォーラムを開催する
ことと相成りました。

今回、TICADに国連代表として参加される池亀美枝子氏のご発題を元に、長年、
アフリカとの国際協力に努めているNGO代表、元大使、アフリカ人と国際結婚
した人々、アフリカ国際協力に関心のあるボランティア等、世代、国境、イデ
オロギーを超えて、実りある国際協力の可能性を探りたいと存じます。つきま
しては本趣旨にご理解を賜り、是非ともご参席賜りますようご案内申し上げま
す。  草々        
 平成20年5月26日 アフリカ国際協力市民フォーラム
               実行委員会代表  大脇準一郎
   
               記

名 称: 6.2 アフリカ国際協力市民フォーラム
    「TICADの提言をどう生かすか?」
     
日 時:2008年(平成20年)6月2日(月)午後6時10分~9時10分
  場 所:東京都南部労政会館第5-6会議室

  第:開会の辞: 実行委員長ほか挨拶  6:10ー6:15

第1部:講演の部 6:15-7:15    
発題1:「TICADの提言をどう生かすか?」国連事務総長特別顧問室シニア・
アドヴァイザー,アフリカ担当;TICAD国連代表 池亀 美枝子 氏

発題2:「アフリカでのNGO活動,AIDS問題に携わって」カンサス大学准教授
          元;ジンバブエ公使,国連農業開発基金副総裁  柴田 孝男 氏
コメント:(予定):Emmauel Goued Njayick 氏 
     (アフリカ開発銀行,国連本部人事部,経済社会局を歴任。アフリカ
      から見たTICAD報告書作成者)

休憩(展示:各NGOとの交流)☆ NGO出展公募中 7:15-7:45 

ミニ・コンサート「アフリカへ愛を込めて」佐川守正・比味子 7:40-7:50 
       アメージング・グレイス, この素晴らしき世界 一人芝居

「杉原千畝物語」 水澤 心吾 氏   7:50-7:57

第2部:パネル・ディスカッション  8:00-9:10
    「アフリカと心の通う交流を求めて」 
 パネラー: Dr. Jean Kenne The Dapad Foundation 理事長
     「ケニア;植林、ルワンダ;VDF(油精製)活動」
         山元雅信 氏(山元学校長)
     「村人との繋がりが生み出したもの~学生ボランティア
         「エコミュニティ・タンザニア」~」
      岩井雪乃 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター助教授
      目黒 紀夫 東京大学農学生命科学研究科博士課程2年
      八木あゆみ 東京大学法学部3年
      阿部正次郎 早稲田大学人間科学部2年
    アフリカ:エイズ・難民と医療奉仕」 廣瀬 輝夫 氏 
     
閉会の辞: 9:10-9:15 終了

参加予定人数:160名 (定員になり次第締め切ります)
 会 費: 1口千円(余剰金はアフリカ支援NGO団体へ)
 振 込:東京三菱UFJ銀行 普通預金 吉祥寺支店(220) 口座番号2262400

 共 催: 「アフリカ国際協力市民フォーラム実行委員会」
(山元学校、ブルーアース、日本ビジネスインテリジェンス協会
       ローハスクラブ、The Dapad Foundation アフリカ友の会,ほか)
      NPO法人 未来構想戦略フォーラム/ 市民国連(GCI)

 
フォーラムの詳細 ⇒ http://www.miraikoso.org/74mirai/74mirai.html

To: Date: Sun, 02 Mar 2008 18:31:13 +0900
Subject: Re:第71回未来構想「日本経済の再生の道を求めて」ご案内

3.22 第71回 未来構想フォーラムのご案内 (詳細は下記サイト更新中)
  ⇒ http://www.miraikoso.org/71mirai/71mirai.html

「日本経済の再生の道を求めて」

拝啓 厳寒の中にも春の気配を感じるこの頃です。皆様、お変わりございませ
んでしょうか?さて、知識の社会的還元を通じて知的社会貢献を目指す本会は、
今回、経済問題を取り上げます。

日本は国の借金がついに838.4億円(656万円/国民)、対GDP比170%を超え、史
上最大の赤字となってしまいました。サプライム問題で苦しむ米国さえ、80兆
円(26万円/国民)、対GDP比61.8%、日本は先進諸国の中で年々考えらないほ
ど借金が急増しています。そこで今回、2人の方にご発題を頂き、日本経済の
再生の活路探ります。

わが国は官庁、金融業界を始め総じて資産の運用が下手です。米国は海外に国
債を売りつけ、円高誘導、プラザ合意、BIS規制、国際会計基準の導入等、金
融の操作で経済の舵取りをしています。まず、株の仕手戦で著名な寺町博氏の
フジフューチャーズ㈱専務、福田氏に資金運用の観点から発題頂きます。

かつて、一人当たりの名目GDPは世界第2位であった日本。小泉内閣の緊縮財
政などで18位まで落ち込んでしまいました。得意の数学を駆使して日本経済
を診断する小野盛司氏は、“積極財政こそ日本を救う道である”と、主張され
ています。氏は、「積極財政でGDPが増え、税収が増大し、財政が健全化す
る。国が国から借金し、その資金で国民を豊かにするという日本を含め世界中
の国が取り入れている管理通貨制度の自由度を活用すべき」という。

ディスカッションでは、世界をどう生かすか、国際視野、経済現象を人間行動
の一部として診る総合的視野、官の立場でだけではなく民の視点から具体的何
ができるか提言を討議いたします。     皆様の積極的、ご参画をお待ち
申し上げております。敬具平成20年3月吉日   

NPO法人  未来構想戦略フォーラム 共同代表 大脇準一郎 

☆ 未来構想戦略 フォーラム 世話人 ☆

東京大学名誉教授・JACT理事長 渥美 和彦 
青山学院大学教授名誉教授 石川 昭
東大名誉教授・東京自由大学学長 海野 和三郎(社)
日本人材紹介事業協会会長 江島 優
茨城大学教授 杉下 恒夫      
日本ビジネスインテリジェンス協会会長 中川 十郎
首都大学東京 学長 西澤 潤一       
元早稲田大学総長 西原 春夫
琉球大学教授 比嘉 照夫    
(社)日本医療経営学会 理事長 廣瀬 輝夫 ほか、敬称略

             記

名称: 第71回 未来構想フォーラム

時:平成20年3月22日(土)P.M; 6:15 ~9:00 (開場6:00)
所:生涯学習センター (新橋) 101号室
 新橋駅烏森口下車;徒歩3分,(桜田公園内)
地図:http://www.miraikoso.org/69mirai/PandFax/PanfFax.html

テーマ; 「日本経済の再生の道を求めて」

発題1:「マーケットを生かしたに日本の経済貢献」
    福田一夫氏 フジフューチャーズ゛㈱ 専務取締役

発題2:「お金が無ければ, 刷りなさい!
 - 米国が16兆円刷って、国民に配っているとき、日本は増税か! 」
    小野盛司氏 日本経済復活の会会長

“フリーディスカッション” P.M; 7:45-8:40
  
参加費:2千円 (大学生;半額,高校生5百円,小・中学生;無料)

主 催: NP0法人未来構想戦略フォーラム Tel&Fax;0422-26-7980
   武蔵野市吉祥寺1-28-3-209  e-mai; e-mirai@igtv.net
 Cel: 070-5464-3614 URL; http://www.miraikoso.org


☆ 第70回「世界の教育・日本の教育」のメモ、音声、写真は下記:
http://www.miraikoso.org/70miraimotoyama/70miramemo/70miramemo.html

rom: e-mirai <e-mirai@igtv.net>
To:
Date: Thu, 21 Feb 2008 09:19:51 +0900
Subject:
1, 大脇準一郎と申します。 NPO未来構想戦略フォーラム代表でサイトは
  http://www.miraikoso.org
   小生の論文もアップしています。

2、2月23日には本山勝寛氏をお招きし、「世界の教育・日本の教育」を
  テーマに第70回のフォーラムを開催します。

 本山氏の素晴らしい点は

 1)目標設定能力、目標設定したらそれを実現するための情報収集、構想力、戦略設定

 2)目標実現のためのひたむきな努力、継続的意志力

 3)目標設定の動機の素晴らしさ、日本を変えるには東大、世界を変えるにはハーバード

  目標は大志を遂げるための1手段

 1)、2)も素晴らしいですが最も素晴らしい点は第3の志です。

本山さんのご両親を良く知っている小生は素晴らしいお子さんのは背後には
それ以上の家庭的バックグラウンド、ご両親とも土の香りのする親しみの
溢れた方で特にお母様は日本の美しき伝統を受けつぐ実力がありながら
控えめな方でした。お母様は勝寛君が12歳のとき昇華されましたが、
千の風となってお子様達を守ってくださっています。ご尊父は今も世界を
隔ても奥様とともに日常生活を相談しながら暮らしていらっしゃいます。
勝寛君の成功の奥義(サクラメント)はご両親の仲のむつまじさにあると
いうのが小生の洞察です。
To: e-未来構想フォーラム <e-mirai@yahoogroups.jp>
Date: Fri, 22 Feb 2008 12:20:12 +0900
Subject: Re:2.23題70回未来構想「世界の教育・日本の教育」 最終ご案内
  日本と世界の未来構想にご関心をお寄せの皆様、

 いよいよ明日2月23日(土)午後6時より第70回未来構想フォーラムです。
今回は本会の基底にある教育をテーマに取り上げます。

創立7周年を迎えた本会の活動を通じて見えてきたことは、

1)政・財界をはじめ、言論界の日本の指導者層に世界観が欠落していること
  このため国内に問題に終始し、グローバルな諸問題に対して自分の問題と
  考えられないこと

2)国や、会社や自分にとって何がたいせつなのか?プライオリティー・アイ
 デンティティーが確立していないこと、このため部分的な見方に終始し、問
 題解決とための総合的見識、戦略が確立できないこと

3)後発啓蒙主義型民主主義の日本は、依然として官尊民卑の伝統に中にあり
  ます。政府に任せっぱなしの官僚政治から民間主導、行政が背後に市民参
  加型の先進民主主義に変わるべきです。NGO.NPOが活躍できる社会基盤を
  整備することが最も肝要です。

「日本の教育にかけているもの」も上記3点から容易に指摘されます。

1)日本の頂上東大を登頂したとしても世界の頂点(ハーバード・ケンブリッジ
 等)ははるか彼方です。今日本に必要な人材は百年以上も前の、国家に有為な
 人間ではなく、バランスの取れ世界観を持った国際社会に有為な人材です。
 東大第1主義、国益第1主義のアナクロリズムは百害あって一利無しです。

2)多なる技術・知識教育ではではなく、文化・宗教・哲学・社会等を含めた均
 衡教育が重要です。このことは、単なる知識の詰め込み、形骸化した教養に力
 を入れるべきです。何のための国家、会社、学校、家庭や個人の存在意義を真
 剣に問うことを意味します。

3)上から下への「教」だけではなく、下から上への「育」、生徒、市民の個
 性を尊重しニードを引き出すこと、自主性、自由を尊重すること、これが西
 欧に科学技術文明が発展し西欧が世界を席巻できた主要因です。

☆輝かしい日本の未来は教育から、世界的な視野を持ったリーダーを養成する
ための国際指導者大学を創設することを本会は提言します。また国策として
20歳前後の若者を2年から3年海外ボランティア活動をさせること、新しい意
味の平和部隊(Peace Core)として日韓共同で派遣することを提案します。
韓国には徴兵制があり、海外ボランティア派遣と国内兵役と選択させるとか、
日本では3年海外へボランティア経験したものは政府機関の管理職の優先資
格とすれば優秀な青年がこぞっで世界へでかけることであろう。ODAは物の
援助から人の援助、さらにはこのような教育支援にこそ投入すべきであろう。

☆ハーバードやケンブリッジとならぶアジアを代表するエリート教育機関の創
設、日本に貯まって腐りつたるお金を生かす道でもある。借金をしても人生
を楽しくすごそうとするアメリカのお蔭で世界の景気が維持された。将来の
為に日本の老人は平均3000万円以上残して他界する。
資本が無いために世界各地でどれほど多くの青少年が青春を無駄にすごして
いることであろうか?将来の為にじっと金を貯蓄する美徳は、世界経済の流
れを留める犯罪行為、悪徳とさえ言える。
サプライム問題で苦しむ米国は、年間7千~8千億ドルもの赤字を穴埋めする
ため、海外か借金を重ね、首が回らない状態。日本は100兆円以上もの国債を
買い、米国を支えてきた。米国は金をかえすどころか円高に誘導し、プラザ
合意やBIS規制、国際会計基準の導入、日本の銀行を不良債権処理に走らせ、
返す刀でカゲタカファンドを送り、破綻した銀行や不動産物件を買いあさっ
ている。米国を非難することも一理あるが、問題は日本が内需拡大できない
ことにある。もっと日本は世界や日本の将来に必要なプロジェクトに投資す
べきであろう。

☆次回、3月22日第71回未来構想は経済問題を取り上げます。また4月中旬には
今、南米を統合医療を目指して巡回中の廣瀬先生をお迎えし、介護医療問題
を討議する予定です。
                    以  上
From: e-mirai <e-mirai@igtv.net>
To: e-未来構想フォーラム <e-mirai@yahoogroups.jp>
Date: Mon, 11 Feb 2008 08:34:40 +0900
Subject: 2.23第70回未来構想「世界の教育・日本の教育」ご案内(修正新)
----

拝啓 厳寒の候、お見舞い申し上げます。

さて、市民の力で知的社会貢献を通じて国と世界を生かすビジョンを構築,そ
の実現を目指して,次世代の人材養成に取り組んでいる本会は、来る2月23日、
教育をテーマにフォーラムを開催いたします。

 今日、わが国は、政治・経済、環境等の根底に潜む深刻な教育の危機ありま
す。時代は大転換を要求しているにも関わらず、日本の教育体制がこれに対応
しきれないでいることがその要因の1つと言えます。

今回、家庭的、経済的艱難な環境にあっても、志1つで堂々、自らの夢を成し
遂げた本山青年を迎え、世界の中で日本の教育がどのような位置にあるか、今
後の教育のあり方を探りたいと存じます。本山氏の注目すべき点は、日本を変
えるために東大を目指し、世界を変えるためにハーバード大に挑戦したその大
志です。ドデカイ夢を追う途上にある本山氏ですが、ブロッグを通じてその心
意気に感銘を受ける若者も少なくありません。

国際的視野から共に日本の教育の未来像を探ろうとする今回の企画に対して、
ご理解を賜り、お誘い併せの上ご参席賜りますよう、書面をもって、
お願い申しあげます。                      敬具 
   平成20年2月11日

     NPO法人 未来構想戦略フォーラム 共同代表 大脇準一郎 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
            記

2.23 第70回 未来構想フォーラムのご案内

時:平成20年2月23日(土)P.M; 6:10~8:50

所:武蔵野市 南町コミュニティーセンター・ホール
武蔵野市吉祥寺南町3-13-1 TEL:0422-43-6372
 吉祥寺駅から井の頭通り杉並方向へ、徒歩8分、右側、前進座隣

テーマ; 「世界の教育・日本の教育」
発題者:本山 勝寛 氏 (日本財団・広報チーム)
  “フリーディスカッション” P.M; 7:45-8:40

主 催: NP0法人未来構想戦略フォーラム Tel&Fax;0422-26-7980
   武蔵野市吉祥寺1-28-3-209  e-mai; e-mirai@igtv.net
 Cel: 070-5464-3614 URL; http://www.miraikoso.org

後 援: 武蔵野市 教育委員会  

From: e-mirai <e-mirai@igtv.net>
To: e-未来構想フォーラム <e-mirai@yahoogroups.jp>
Date: Wed, 30 Jan 2008 14:03:23 +0900
Subject: Re:第70回未来構想「世界の教育・日本の教育」ご案内

未来構想にご関心をお寄せに皆様
先回の報告の1部と次回のご案内をお送りします。

1、未来構想放送3年分を公開していましたが、サーバーの容量を超えてしま
  いましたので、最近のフォーラムの様子を放映し、後はDVD、ビデオ等で
  ご覧いただくように切り替えました。
  サイトは下記です。http://miraikosotv.web.fc2.com/

2、第69回波多野先生の内容(中間報告)

http://www.miraikoso.org/69mirai/Photos&Memo/Photo&Memo.html
http://www.miraikoso.org/69mirai/69miraiHatano.html

3、第70回未来構想ご案内
 http://www.miraikoso.org/70miraimotoyama/panp1/70miraipanp1.html
 http://www.miraikoso.org/70miraimotoyama/70mirai.html

矮小人間製造の日本の教育制度の変革なくして日本の未来は無い。
貧困、語学のハンディーを乗り越え、独自の学習方法で教育の殿堂、
東大,ハーバードを制覇。本山青年の生き様から教育の未来を構想する。

     ─  S c h e d u l e  ─

時:平成20年2月23日(土)P.M; 6:10~8:50

所:武蔵野市南町コミュニティーセンター・ホール

  武蔵野市吉祥寺南町3-13-1 TEL:0422-43-6372
  吉祥寺駅から井の頭通り杉並方向へ、徒歩8分、右側、前進座隣

テーマ; 「世界の教育・日本の教育」

  発題者:本山 勝寛 氏(日本財団・広報チーム)

 “フリーディスカッション” P.M; 7:45-8:40

---------------------------------------------          
このままの教育システムでは日本は崩壊!アジアの諸国は教育制度を大きく変
えている。日本はどうしてできないのか?

両親とも九大出身。幼くして母を亡くし、父はNGO活動、慈善事業で海外へ。
コメだけで飢えをしのぐ超貧乏のバイト生活を送りつつ、東大へ入学を決意、
高校3年春「合格可能性なし」(E判定)から塾にも通信教育にもたよらず、
TOEFUL 180点から1年で273点に伸ばし、独学で成績を急上昇させ,東大現役合
格。東大卒業後、あえて就職せず、自己研鑽と探求生活のため、韓国、アメリ
カへ。神学を学び、宗教教育修士号取得。

その後、教育を広い視野から研究するため、ハーバード大学大学院に留学を決
意。独自の留学準備をブロッグにつづりながら、ハーバード大学院に合格。著
者のブログ『Road to Harvard』の日記を元に書籍化。
http://d.hatena.ne.jp/theternal/     
http://blog.canpan.info/k_motoyama/   

本山 勝寛 (もとやま かつひろ) 氏 プロフィール

1981年生まれ、大分出身。両親とも九大出身。東京大学工学部システム創成学
科卒業。ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。

現在、日本財団広報担当。教育、NPO活動の支援、講演、執筆活動に励む。

主な著書:『お金がなくても東大合格,英語がダメでもハーバード留学,
僕の独学戦記』(2007年11月、ダイヤモンド社)など。

From: e-mirai <junowaki2002@yahoo.co.jp>
To: e-未来構想フォーラム <e-mirai@yahoogroups.jp>
Date: Tue, 22 Jan 2008 11:34:01 +0900
Subject: [e-mirai][00478] Re:未来構想 波多野学習院院長 記念講演 最終ご案内

未来構想ご関心をお寄せの皆様、

いよいよ明日午後6時10分より、未来構想創立七周年記念して学校法人 学習
院院長 波多野敬雄氏の講演があります。また第2部として“2008,私の未来構
想”を参加者の方々にお話いただきます。 新年会(3次会)も皆様の夢・ビ
ジョンを語る会とさせていただきます。

1、今、日本で最も嘆かわしいことは、世界の情勢を忘れて、国内問題で右往
 左往していることです。確固たる世界観を確立し、世界の中での日本の役割
(ミッション)を発見すること、それに対して政府の役割と私達は内が出来るか?
(個人・家庭、集団、地域として)国連では毎年国連総会の前に、各国政府代
 表と同等の立場でNGO代表と国連本部との定期会議がもたれています。
 次回第70回(2月23日)のテーマ「教育」;国際社会へ貢献できる有為
  な人材を養成することが急務の課題と思われます。

  時:平成20年1月23日(水) P.M; 6:10~9:00
  所:生涯学習センター (新橋) 101号室
     新橋駅烏森口下車;徒歩3分,(桜田公園内)
地図:http://www.miraikoso.org/69mirai/PandFax/PanfFax.html

   第一部  P.M;6:15-8:00
  記念講演 「世界へ開かれた日本;我々は何を為し得るか?」

      波多野敬雄 氏 学校法人 学習院 院長 (元国連大使)

  第二部 “ '08 私の未来構想 ” P.M;8:15‐9:00
      1人、3分程度、なるべく事前にご連絡ください。
    伊勢桃代,志村尚子,村田光平,中野有,中川十郎氏ほか

  会費:2千円(学生;半額、高校生以下;5百円)
-----------------------------------------------------
 ☆新年会;PM;9:30~10:50 場所:白木屋(新橋烏森口)
        三千円 24名 定員
詳細はhttp://www.miraikoso.org/69mirai/69miraiHatano.html


2、7年前、波多野先生がお話くださった内容をアップしました。
    発題は「世界の常識・日本の非常識」
http://www.miraikoso.org/69mirai/haqtano11mirai/hatano11mirai.html
 明日23日講演終了後、メモと写真を掲載いたしします。皆様のご感想、ご意
 見を出欠の有無に関わりませずお聞かせください。編集してアップさせてい
  ただきます。

3、次回は2月23日(土)午後6時~9時
  場所:武蔵野市南町コミュニティーセンターホール
  テーマ:「世界の教育・日本の教育」
  発題者 本山勝寛氏
   日本の教育システムでは日本は崩壊する。韓国も教育制度を大きく変え
  えた。日本はどうしてできないのか? 次回発題者:本山 勝寛(もとや
  ま かつひろ)氏紹介現在、日本財団広報担当。教育、NPO活動の支援、講
  演、執筆活動に励む。1981年生まれ、大分出身。両親ともは九大出身者。
  東京大学工学部システム創成学科卒業。ハーバード教育大学院国際教育政
  策専攻修士課程修了。

  著書:『お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、
      僕の独学戦記』(2007年11月、ダイヤモンド社)

内容紹介:ご両親とも九大出身。幼くして母を亡くし、父はNGO活動、慈善事
  業で海外へ。コメだけで飢えをしのぐ超貧乏のバイト生活を送りつつ、東
  大へ入学を決意、高校3年春「合格可能性なし」(E判定)から塾にも通
  信教育にもたよらず、Toeful180点から1年で273点に伸ばし、独学で成績
  を急上昇させ,東大現役合格。東大卒業後、あえて就職せず、自己研鑽と
  探求生活のため、韓国、アメリカへ。神学を学び、宗教教育修士号取得。
  その後、教育を広い視野から研究するため、ハーバード大学大学院に留学
  を決意。独自の留学準備をブロッグにつづりながら、ハーバード大学院に
  合格。著者のブログ『Road to Harvard』の日記を元に書籍化。
   http://d.hatena.ne.jp/theternal/
   http://blog.canpan.info/k_motoyama/
   http://iam.blogdeco.jp/mypage/&user=46959

書評より 

By Captain_nobo
1 言うは易し、行なうは難し・・・されど・・・, 2008/1/5
本山さん、決意と実行の間に不純物のない人だなあと感心しました。
勿論、迷いや不安は人並みにあったと思います。 しかし、一旦やると決めた
ら、最善を尽くす潔さ。 自分を極限に追い込み、自己の潜在能力を引き出し
てくるしぶとさ。 粘り強く、勝つまで止めない執念深さは、一読に値します。
そして、ハチャメチャな進路だとしても華々しい実績を残した事実には説得力
があります。 私も著者にたくさんの元気と勇気とヤル気を与えてもらいまし
た。

By tototo -
この作品を呼んで、人間の中に潜在する可能性に目を見開かされました。人間
の努力の力強さを改めて知りました。 私も大学受験を経験し、受験勉強の中
でたくさんの合格体験記をむさぼるように呼んできましたが、そのどの本にも
ない魅力が、この本の中にはあります。 確かに、具体的な勉強の方法論など
は少なく、また著者は予備校に通っていた経験もないため、予備校通いの一般
的な現代の受験生には通じない点もあるでしょう。しかし、もっと普遍的で、
現代の受験生が見落とそうな大事な要素が、この本に詰まっていると思います。
それは、私達が大学受験などの困難を目の前にするときの、Howではなく、Why
であると思います。何のための挑戦なのかを見失ってしまいそうな人が、自分
の心に問いかけて、自分の存在価値と人生の目標に直視して生きる著者の姿勢
に、得るものは大きいと思います。 

5.第71回未来構想は3月23日(水)午後6時 生涯学習センター101号室。

6、第72回は4月廣瀬輝夫先生のご来日に合せ、時間を調整中。
   企画案をお寄せください。      以上


2008/1/13
未来構想にご関心をお寄せの皆様、

 1月23日第69回のご案内第2弾をお送りいたします。
今、ネット上で波多野先生のご紹介を編集中で、一両日中に本会の公式サイト
でアップいたしますが、下記にその要点をご紹介いたします。

波多野敬雄(はたのよしお)氏の横顔と主なご意見;

1、プロフィール:
 1932年1月生まれ)元国連大使・第25代学習院長。波多野敬直 子爵の孫。
  父・波多野敬三、母・辰の四男として生まれる。1950年 学習院高等科卒
 1953年東京大学法学部中退、外務省入省 1956年 プリンストン大学卒
 1967年吉田茂首相秘書官,1975年大臣官房人事課長,1977年大臣官房総務課長
1981年米国公使,1982年中近東アフリカ局長 1984年大臣官房外務報道官兼昭
和天皇御進講役 1987年在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部大使 1990年 -
在国連大使 1994年(財)団法人フォーリン・プレスセンター理事長
2003年学習院女子大学 学長 2006年 学校法人学習院 院長・理事長

2、学習院:伝統の相続と創造 

 学習院は幼稚園から大学まで一貫教育で、おおらかな創造性のある人々が育
つ。塩野七生、オノヨウコ、三島由紀夫、学校生活で得たもの「倫理観、男の
礼儀、先輩と後輩、丈夫な体、勝負の厳しさ」その後40年の外交生活の貴重
な資産でした。 学習院女子大学長の折には、英語コミュニケーション学科を
新設、授業は全部英語、2年生は全員カナダへ留学といた思い切った改革を実
行。

3、日本に国際性を!

  1)国連は泥臭い、生臭い機関。日本もその中に入って国益を主張しなけ
    ればならない。常任理事国入りの問題、国連の平和維持部隊参加と国
    際常識のギャップ  
  2)外国人の定住を歓迎しない。難民も日本に定住できない。文化的鎖国
   状態。  
  3)マスコミの社会的責任;官僚、政治家、マスコミの3すくみなかで、
    最近は官僚も政治家もマスコミを追っている。マスコミは大量部数を
    維持するためこま者リズム、マスコミは社会の木鐸としての役割を忘
    れて世論迎合に走っている。
  4)この是正には国民1人1人が自分で考え見識を磨く以外に無い。

ぜひ、当日までにあるいは23日当日、に皆様の篤いご意見をお寄せください。

http://www.miraikoso.org/69mirai/69miraiHatano.html
http://www.miraikoso.org/69mirai/PandFax/PanfFax.html
   
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
本会理事、一色 宏 氏は長年、Faxのよるメッセージを多数の方にお送
りされたいます。手書きであるため、その一部をご紹介します。

「夢をください」もし、だれかがわたしに
「あなたの欲しいものを一つ何でもあげる」といったら、
 わたしは、すぐに言うだろう。「わたしに夢をください」と。

 わたしは今、疲れているのです。
友だちとのつきあいに、テスト、テストの学校に。
お願い、だれか わたしに、夢をください。
胸いっぱいに息をすいこんで「よしっ、やるぞ」と
体の奥から叫べるような夢をください。
一つだけの一つだけの夢をください。
       ―――― 東京大田区の中学二年の女子生徒の詩

 ウォルト・ディズニーには夢があった。彼は、夢の見方、それも大きな夢の
見方を忘れなかった。 夢見ることができるなら実現することができることを
彼は知っていた。 ノーマン・V・ピープルは言った。「大きな人生を望むな
ら、大きな夢を見なければならない。」。
 理想の人生を望むなら、もう一度夢見ることを始めなければならない。エジ
ゾンも、フォードも、ケネディも、シャネルも、またビル・ゲイツ、スティー
ブ・ジョブスも、その他、人類の歴史の始まりから現在まで偉大な業績を残し
た人は、すべて夢があった。 
 まさに、この世にあるすべてのものは夢から始まった。ただ夢を見る夢想家
は山ほどいるが、夢を実現する人は百万人に一人なのだ!


2007/12/02
日本の世界の未来をどう構築するか?
   日頃、最大のご関心お寄せの皆様、


1、去る11月29日正午, [e-mirai][00467] Re:12.8「美しい日本づくり」を国民運動に!」と題す
 る第68回未来構想フォーラムの呼びかけに対し、2281人の配信した中で、複数の方々からご批
 判を頂きました。そのご返事はいずれもわずか1行の内容でしたが、大変ご立腹の心情の込めら
 れたものでした。共同代表の新谷氏を始め、メール管理者達と共に謙虚に協議をし、今後の方
 針を再検討いたしたいと思っています。ご遠慮なくご意見をお寄せください。小生は、本会の
 ネットを真剣にご愛読くださっている方々が予想外に多いこと、このネットの力に改めて襟を
 糾す思いです。12月8日のご参席の有無にかかわりませず、以下、小生の問題提起に対し、忌憚
 の無いご意見をお寄せいただければ幸いです。小生、皆様のご忠告を真摯に受け止め、改める
 に吝かではありません。目標は「日本と世界の再生」なのですから。以下、大脇個人としての
 問題提起です。

先日の主意は

 第1に「日本の憂うべき現状は、国民が目指すべ国家目標が不明なこと」,特に経済大国の目標を
 達成したかに見えた日本がその後の目標を見失い、国際貢献をスローガンにしながらも経済至
 上主義の延長の域から出ていません。「経済を超える国家の大義は何か?」いまこそ、世界に
 通じ、世界からか共感と感動を呼び、未来の後孫が誇りうる「普遍的な国家目標」、アイデン
 ティティーとは何か?その1つとして安倍首相の掲げた「美しい日本づくり」を再考してはどう
 かという呼びかけでした。


 今回の元防衛庁事務次官不祥事件は従来の汚職事件とは比べ物にならない、深刻な国家の根幹
 に関わる道徳的危機と痛感しています。福田内閣当時、倍増したODAも自国の国内の予算削減の
 名目に、まず削減され現在は当時の34%以下、さらに年々減少傾向にあります。この事実も、
「顔の見えない国際貢献」、経済至上主義の残影に漂い、国民を元気にする高邁な志、国家目標
 が不在の国際協力の実態を暴露するものであると言えましょう。

 第2の問題提起は「どこからこれを手がけるべきか?」
 近隣諸国からも歓迎されるためには、自国のみを最優先する自国偏重主義(エスノセンティリ
 ズム)では、永久に近隣諸国との平和的安定は望めません。視点を未来において、真摯に他国
 との共存、共栄、共義のビジョン(構想)を描くべきと考えます。今、隣国間で論争になって
 今、隣国間で論争になっている歴史的問題、感情やイデオロギーを先立てるのでは無く、
 お互いに相手の言い分を聞く度量、謙虚さが重要と考えます。


 第3の問題提起として「難しい現状の克服は未来志向の共存・共栄のビジョンを持ってしてこそ
 可能」と考えます。われわれが恩恵を被むっている現代文明,(驚異的近代化,科学革命,等)は
 ベーコンの上げた4つの偶像(種族・市場・洞窟・劇場の偶像)を廃し、真実そのものを追求し
 ようとする実証的科学精神、個性・人権・自由・民主主義を重んずる西欧の精神的風土から生
 まれたものであり、大いに学ぶべきでありましょう。ただ現代文明の齎したアポーリア(難題)
 解決の道は、「他者との関係性」、ホリスティックなアプローチの文化的伝統の東洋からしか
 生まれないのではないか?「現代文明の危機の克服、自然をも含めた共生・共存・共栄の
 平和世界の実現」に向け、日本は、多くの面で伝統文化を共有する北東アジアの国々を
 誘い、このソフトパワーを持って世界へ貢献すべきではないか、と考えます。


Ⅱ、去る第65回、「少子化と移民政策」、第66回「プーチンの変身と国際関係」、第67回「国際
 協力を考える」いずれも長年,官僚として活躍されたOBの憂国の含蓄の深いお話でした。連日、
 守屋氏の事件が大きく報道されている中にあって、事実を知れば多くの国民の感動を呼ぶよう
 な、退職金を叩いてでもボランティア活動のために献身されている元官僚が如何に多い
 ことでょうか?
マスコミは社会の公器としてもっと節度のある報道をすべきではないでしょう
 か?
 「偏向報道ではない、事実報道である」と強弁していますが、報道しようとする”事実“その
 ものが、既にその選択の段階から価値判断が働いているのですから、「事実報道だと、価値観
 の押し付けではない」と強弁する巨大マスコミの欺瞞的横暴、コマーシャリズム偏重を粉砕す
 べきです。カントに代表される「事実と価値」の分離は存在の実相を知る便宜的な方便に過ぎ
 ず、「存在そのものと価値は同一」「物心一如」の東洋的思考の再評価が諸科学の学会で真剣
 に論じられている所以です。


Ⅲ、 発足以来、本会は会合の内容をブロードバンドで公開してきました。またホームページで
 出来る限り内容を公開して、英知の社会的還元に努めています。しかしながら、予算上の都合
 で本年5月、第61回以降は一時放送が止っています。(DVD、ビデオでご視聴は可能です。)

 第67回の速記、当日参加した学生の1人がメモを送ってくれました。夜1時、校正を始めて、4時
 間、5時間かかりるのに驚いています。小生の2次校正を廣瀬先生が正してくださっていますが、
 これも驚くべき、多数の追加修正で、すぐには打ち込んでご紹介できないのが残念です。小生、
 これからすぐ国際会議に都心に午前8時半までに行かなければなりませんが、帰宅次第、本会の
 公開URLでお知らせいたしたいと思っています。この文も校正する暇が無いので気配りの貧弱、
 誤字あればお許しください。

Ⅳ、心臓外科医として世界最初の無輸血心臓バイパス手術をするなど、西洋医学の新分野を開拓
 さては廣瀬先生は、近年世界各地を隈なく歩かれ、「代替医療・統合医療の可能性」を探って
 いらっしゃいます。先生のホリスティックなアプローチは明らかに東洋的伝統に根ざしたもの
 です。当所、12月12日米国へご帰国の予定だった廣瀬先生ご夫妻に韓国での伝統医療の現状を
 視察する機会を提供くださった有志の皆様にこの場を借りて、衷心よりお礼を申し上げます。
 廣瀬先生のご報告は「医療における日本の国際貢献」を見せてくださっています。余生をかけ
 て先生自らが個人としてなさっているからこそ、「政府任せのODAから国民1人一人か立ち上が
 るべき、もっとNGO,NPOに任せるべきだ。」のと訴えが強く参加者の心に響きました。特に直前、
 元JICA総裁の藤田先生の国際協力、恩返しとしてのODAのお話が感動的であっただけに、冒頭
 からそれを真っ向から否定、世界の医療事情の現場を紹介しながら個人が世界協力の重要性を
 強調された廣瀬先生のご講演、全身に冷水をぶっ掛けられたように衝撃的な、印象深いお話
 でした。“たとい意見が異なっても臆せず自分の意見を述べる”、長年、米国で修羅場をく
 ぐってこられた廣瀬ならでの米国文化の個性尊重の美しい側面を見た感じが致しました。一見、
 反対のように見える、お二人のご発題に共通するのは、大切なのは「政府や官僚に任せではな
 く、国民1人、1人が世界の人々、同時代としての責任感、“「オーナーシップ”を持つことで
 あるということでした。よく米国追従批判、政府批判をする人を見かけますが、そう批判して
 いるあなたは、「同時代人として、日常、何をしていますか?」と自問し、行動のともなう、
 責任感ある発言をすべきではないでしょうか?

Ⅴ、藤田公郎先生のお話を編集してみて、”戦後日本国民の素晴らしい(美しい)日本の生き様、
 戦後復興に世界から多くの恩恵を受けたこと“を再認識しました。当日、若者も多数参加して
 いましたが、戦後期、生き残りの皆様(70歳以上)からその心意気、正に、その美しい日本の
 精神的伝統を相続すべき、貴重な今後の10年間と痛感しています。ぜひ年配の皆様、若者をご
 指導ください。本会は国家間、党派、宗派、あらゆる障壁にブリッジをかける役割を果たした
 いと思っていますが、特に世代間の橋渡しになりたいというのが共同代表の新谷文夫氏と共通
 する発足当初からの一貫した本会の主意です。

 12月8日、今年最後のフォーラム、ご出席の有無に関わりませず、皆様のご意見をお聞かせいた
 だければ光栄に存じます。来年1月で7周年、本会の第22ステップの方針を策定するに対し、皆
 様の忌憚の無いご意見をお待ちいたしております。

   平成19年12月2日  (12月5日一部訂正)

        NPO法人 未来構想戦略フォーラム 共同代表 大脇準一郎



 2007.11.29
「美しい日本づくり」を世界へ開かれた国民運動に!

1、安倍前首相の功績

 安倍晋三前首相の健康上の挫折は、失意の内にご逝去されたご尊父様と共に同情します。
一身を捨てても日米協約の大義を護ろうとされた犠牲精神は、ご祖父を思い起こします。
日米関係こそ世界平和の要と献身されたその心意気はご祖父とともに米国の心ある
人々に感銘を与えています。お若いのできっと再登板される時があることでしょう。そのとき
はもっと健康で逞しくし、ふてぶてしさを身に着けていらっしゃることでしょう。牛歩の歩み
であった教育改革の難題を次々と解決されたことは見事で、トップが決断すればやれるものだ
ということを鮮かに国民の前に見せてくださいました。また、安倍氏はアメリカ型ブレーン政治を
導入され、官僚主導から官邸・政党主導へ切り替えようとされました。

 その中でも「美しい日本づくり」のプロジェクトはもっとも共鳴する政策の1つでした。この
プロジェクトは、政権を超えて国民が取くむべきプロジェクトであり、国家目標であると思いま
す。日本人は自然の美しさから人の美しさへ、内的心美へ、“美しい日本づくりを目指すべきと
存じます。日本の心美の原点は、いみじくも美智子妃殿下が幼いころ、父親から聞き衝撃的に覚
えているとおっしゃった“弟橘姫”にあると思っています。忠臣蔵、大戦も自己犠牲の美意識に
貫かれていました。国民のエネルギーを誤導した指導者,その蔭で非人道的蛮行をした人々は正
当に歴史的審判に服すべきでしょう。しかし、そのこと故に日本人の元気の源、日本精神(アイ
デンティティー)を失ってはいけないと思います。

2、美しい日本づくりの入口は「醜い日本」から  

「美しい国づくりプロジェクト」を全国的、国際的国民運動にするべく有志の方々に呼びかけて
いましたら、先日ある方から「美しい日本を構想するなら、まず醜い日本から出発すべきだ!」
との忠告を受けました。そして、氏は今、韓国で話題になっている明成皇后の1人芝居(韓国の全
国デパートで挙行中)のプログラム、既に百万人以上も動員しているミュージカル「明成皇后」
のプログラムを紹介されながら“「明成皇后(閔妃)事件、安重根、柳寛順”最も“醜い日本”
から出発すべきだ!」とおっしゃいました。さらに「会社再建もまず便所掃除の修行からやらせ
るように、最も醜いと思われている裏口こそ、最も素晴らしい入口なのです。」と西田天光,中村
天風氏の生き様を紹介しながらおっしゃいました。 氏のこのパラドキシカル(逆説的)な行動
は、一部の日本人から「売国奴・非国民」と罵倒されてきましたが、今や、氏の意を介する人々
が近隣諸国に増えています。「なぜ今、明成皇后なのでしょうか?大人気を発している背景は何
でしょうか?」また、中国で南京事件が国内のみならず、来年から米国で映画,ミュージカル展示
会が挙行されるようです。この背景をどうとらえるべきでしょうか?氏は日本への怨念を逆手に
執って、真の平和運動のエネルギーに昇華させるべく,20年も前から近隣諸国へ手を打ち、南北統
一、北東アジアの平和的安定のため加害者,日本の責任として黙々と努力されています。

 近代史のおける日本は光の反面、闇の側面がありました。このことはどこの国においても普遍
的な事実であり、スパンを少し広げれば自由や人権を』主張する欧米先進国も、それ以上の血塗
られた暗黒の歴史であって、日本人だけが小さくなく必要は毛頭ありませんが、問題なのはその
非難を受けとめるだけの度量、バックボーンが今、日本人に無いことです。六百万ユダヤ人虐殺
を始めとするドイツの第2次大戦後の戦後処理と比べて日本はどうでしょうか?ドイツのように謝
罪すべきは謝罪し、お金でではなく国民的誠意を示すべきでしょう。ドイツは近代史の誤りを糾
すだけのドイツ民族の誇りと伝統に立ち戻って立ち直りました。

3、東・西文明を止揚した新しい文明の創造に貢献を!

 小生の見解では、「美しい日本づくり」プロジェクトの根本的欠陥は、西欧文明の苦悩を抱え、
東西を超えて目指すべき、高邁な精神、日本文明の文明史的役割に対する使命感の欠如だと思い
ます。西欧文明は、「自由・平等・人権・福祉・民主主義」等をモットーに近代化、驚異的な科
学革命を齎しましたが、核の脅威,地球環境の破壊,非人間化の古今未曾有の文明史的危機に直面
しています。西欧文明に根底にある個人主義は環境から切り離して存在を捉える,命の無い,切花
です。21世紀の新しい文明は、東洋に深く根ざしている「共生,共感,関係性」をキーワードとす
る東洋文明のホリスティックな調和の土壌から生まれることが期待されます。

“文明史的危機を克服するために日本文化がどう貢献できるか?”今その真価が問われてい
ます。
目先の相違を超えて、普遍なる目標を目指して英知を結集しようではありませんか?迂回によう
に見えて、人類史に日本文明が貢献するという崇高な目標に貢献することを日本国民が目指すな
らば、山積する近隣諸国との諸問題もいずれ遠くなく『怨讐の彼方へ』と氷解して行くことでしょ
う。

安倍前首相が立ち上げられた「美しい日本づくりプロジェクト」、日本と世界再生のための、
世界へ開かれた全国的国民運動としての可能性を検討しようではありませんか!

12月8日、午後6時、万障お繰り合わせの上、ご参画くださいますよう お願い申し上げます。

平成19年11月吉日
             未来構想戦略フォーラム 共同代表  大脇準一郎

第68回未来構想フォーラム ご案内・詳 細
         http://www.miraikoso.org/68mirai/68mirai.html

参考サイト:
明成皇后 http://www.chosunonline.com/article/20070222000064
   
『ウィキペディア(Wikipedia)』  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%94%E5%A6%83

保坂祐二教授 http://www.chosunonline.com/article/20031119000077

新しい文明を語る会(1996.1-1994.3)
    http://www.miraikoso.org/sinbunmei/atarashiibunmei.html

美智子妃 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3321534.html
   
子供の本を通しての平和 -子供時代の読書の思い出-」 
      
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/26ibby.html
     
  美智子妃の講演 「倭建御子と弟橘姫」について


美智子妃殿下は1998年,インドで開催された「国際児童図書評議会(IBBY)」
におけるビデオによる基調講演「子供時代の読書の思い出」 では、日本武尊
の妃、弟橘比売の吾妻における入水の物語などを引いて、成婚以来のその胸中
をお語りになり、世界中に大反響を呼びました。以下はその一部抜粋です。

《父のくれた古代の物語の中で、ひとつ忘れられない話がありました。年代
の確定できない六世紀以前の皇子の物語です。倭建御子と呼ばれるこの皇子
は、遠隔の反乱の地に赴いてはこれを平定して凱旋するのですが、あたかも
その皇子の力を恐れているかのように天皇は新たな任務を命じ、皇子に平穏
な休息を与えません。

悲しい心を抱き、皇子は結局はこれが最後となる遠征に出かけます。途中、
海が荒れ、皇子の船は航路を閉ざされます。この時、付き添っていた后、弟
橘比売命は、自分が海に入り海神の怒りを鎮めるので、皇子はその使命を遂
行し覆奏して欲しいと入水し、皇子の船を目的地に向かわせます。この時、
弟橘は美しい別れの歌を歌います。

さねさし 相模小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問いし君はも

 このしばらく前、建と弟橘は、広い枯れ野を通っていた時に、敵のはかり
ごとに遭って草に火を放たれ、燃える火に追われて逃げまどい、九死に一生
を得たのでした。弟橘の歌は「あの時、燃えさかる火の中で、私の安否を気
遣って下さった君よ」という、危急の折に皇子の示した優しい気遣いに対す
る感謝の気持ちを歌ったものです。

 悲しい「いけにえ」の物語はそれまでいくつか知っていました。しかし、
この物語の犠牲は少し違っていました。弟橘の言動には、建と任務を分かち
合うような、どこか意志的なものが感じられ、弟橘の歌はあまりにも美しい
ものに思われました。「いけにえ」というむごい運命を受け入れながら、恐
らくはこれまでの人生で最も愛と感謝に満たされた瞬間の思い出を歌ってい
ることに、感銘という以上に強い衝撃を受けました。はっきりした言葉にな
らないまでも、愛と犠牲という二つのものが、私の中で最も近いものとして、
むしろ一つのものとして感じられた、不思議な経験であったと思います。今
思うと、それは愛というものが、時として過酷な形をとるものかもしれない
という,愛と犠牲の不可分性への恐れであり,畏怖であったように思います。》

           ☆ 一 期 一 会 ☆
**********************************************   
   
=========== 1クリックで 視聴・可 ==================
英語道の松本道弘 氏 IT放送開始!
http://igtv.co.jp/WebMx/Common/MxMenu.aspx?tv_name=matsumototv&menu_id=01

「米百俵」(中村賀津雄主演・制作費1億円)放映
http://igtv.co.jp/WebMx/Common/MxMenu.aspx?tv_name=komehyaku1&menu_id=01
URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E7%99%BE%E4%BF%B5

美しい日本とティファニー美術館閉館問題:http://www.owaki.info/
http://igtv.co.jp/WebMx/Common/MxDisplay.aspx?tv_name=testi&program_id=21

************** 未来構想放送 放映中 ***********
ソフトのインストール必要⇒http://www.miraikoso.org/m.html

第59/60回 4/26/'07 吉祥寺南町 コミュニティーセンター
「家庭再生から日本再生へ」鈴木 博雄 氏 筑波大名誉教授 
  「国際的リーダー育成」伊勢 桃代 氏 元国連大学初代事務局長
 
 第25回~60回放映中、これ以前あるいは以後は、DVD,ビデオ、
カセットテープにて、ご視聴できます。


2007/11/11

拝啓 深秋の候、紅葉の美しいこの頃ですが、皆様、お変わりございませんでしょうか?
未来構想事務局移転でご案内が遅れています。戦前生まれの我々は、「もったいない」
ということを身に染みていて、なかなか捨てがたく、すてるのも大変な勇気と決断がいる
ものただ痛感しています。

1,第67回未来構想フォーラム

さて、今週、金曜日、11月16日夕刻、表参道の青山生涯学習館で、「国際協力」をテーマに
第67回未来構想フォーラムを開催致します。
ご発題頂く藤田公郎氏は、外務省で、オランダ、インドネシア大使、国連改革総括公使、アジア
太平洋地域を担当された方であり、特にJICAの総裁を終わるや、自らシニアボランティアとして
サモアへ赴任された方です。この秋、叙勲をお受けになりました。おめでとうございます。
 後半の廣瀬輝夫博士は、西洋医学の新分野を開拓され、東洋人(日本人)として最初の医学賞を
受賞された方で、近年は世界の伝統医療との統合を目指していらっしゃいます。
世界の医療行政、医療事情にお詳しい先生から最新の現場情報をお伺いでいると存じます。

2、日本に欠落している2つの要素
 1)価値観の確立
給油をめぐる最近の与・野党の駆け引き、トップの交代劇、今、日本に欠落している2つの基本的
前提条件が等閑に伏されているようです。
  1つは国の誇り、日本人に元気がないことと深くかかわっていることですが、何のための国家か、
会社か、個人か?崇高な目的観、価値観、志が等閑に伏されていることです。
人間は経済的・社会的動物である以上に、意味を求める文化的・精神的存在です。
 現代生活を席捲している科学技術文明は個人・民主主義・自由、人権を主要コンセプトつする
西欧近代文明の土壌に花開いたものです。しかしこの近代文明は生命原則に反した切花文明です。
 個人(自分)がある前に、自然の恵み、社会(人様)のお蔭、そしてなによりも生命は父母(先祖)が
なくして誕生しません。父母や先祖をないがしろし、神仏を自分の為にあると利用することしか考えない
近代文明・現代文明は命の無い、人工文明です。

 20世紀初頭、多くの文明批評家が現代文明の非人間化(ディ・ヒューマニゼーション)に警鐘をならし
ました。今から31年前、財界と学界の有志が集い、「新しい文明を語る会」(代表;中島正樹氏)を創設し、
20年間200回以上の勉強を重ねたのも、この人類史上、未曾有の文明史的危機に対して、日本文明の
貢献の可能性を探る挑戦でした。
1985年7月ノーベル賞を受賞された福井謙一氏が「教育と創造」と題して語られたが、その後援後の
世話人との夕食の席上、「新しい文明を語る会」の趣旨文を拝見して、自分も今でこそようやく森林の
消滅等地球環境問題の深刻さに関心を持つようになったが、自分よりも10年も前から文明的危機に
真正面から真剣に取りくんでいらっしゃるのを知り、全身に水をぶっかけられたような衝撃受けた」と
吐露されたことを今も忘れない。新しい文明の発想は、事物を環境から切断して物自体を捉えようと
する、西洋的発想では見出すことが難く、存在をつながりの中(場・空気)に見出す東洋的伝統のから
しか生まれませせん。自然との調和美から日本文化の美へ、そして内面的な心美(精神的美しさ)へ、
日本の精神美の原点をどこに求めるのか?日本人の未来の指標を求めて12月8日(土)、美しい日本
づくりプロジェクト事務局を担当された鈴木憲和氏を迎え、皆様とともに討議を重ねたいと存じます。

)国の基本と国際責任
第2の欠落点は今の与野党のやりとりが雄弁に物語っているように、共通基盤を忘れた瑣末な議論に
終始していることです。右手(与党)左手(野党)は胴体があっての手足であるにもかかわらず、胴体を
わすれた手足がどちらに転んでも大差ない方便的な議論に終始していることです。胴体とは国の基本
(主権・安全・国民、国土)を意味しますが、先に述べた価値観の確立とは胴体の上に鎮座する頭の問題、
国家目標、ビジョンであり、ハートであり国のアイデンティティーに関わる問題と言えます。
日本は日本だけで存立でいないことは誰しも了解しることであり、明治のような帝国主義、富国強兵の
国家主義の時代も遠く過ぎ去った。今日本が求めるべき運命共同体としての国家は、国際社会(地球村)
の中で応分の責任・役割を果たすことです。しかしこの自明の原則が等閑に伏され、瑣末な議論に終始し、
国の未来を危うくしているにもかかわらず、政・財界、言論界から何らこの真実を指摘する声が聞かれない
ことは寒心に堪えない。
かつて70年代から80年代、80年代ビジョンの会(ビジョン21世紀の会・代表、福田信之氏)で模索したのは
文明的視野、国際性を踏まえた国家戦略、政策提言でした。われわれが4半世紀に渡って為した政策提言の
基本姿勢は今も充分通じる重要な視点です。

90年代、小生は海外NGO活動の帰国の折、国際科学振興財団(FAIS)の協力を得て、国際地域振興フォーラム
を随時開催しました。2002年1月23日、共同代表である新谷文夫氏(当時;㈱日本総合研究所創発センター長)
の協力を得て、未来構想戦略フォーラムを創設しました。発足当時は、知的社会的還元をモットーに有識者に
よるシンクタンクとして活動してきましたが、来年1月から始まる第2期未来構想は、次世代の若者にどう知的
遺産を伝承し、共に誇りある日本を築くかに重点がシフトしています。

3、国際的指導者の育成を!

国際的指導者養成はわが国の急務の課題です。崇高な志、国際的視野、専門的技術を身につけた有為な
人材養成が本会の目指すところです。特にコミュニケーション能力、ネットワーキングのできる人材育成が
求められています。

未来構想は、現状は塾的規模であっても、将来は国際的エリート養成のための本格的教育・研究・実践機関
に知的遺産が継承されることを祈念し、ビジョンと人材づくりに励みたいと思います。
積年の皆様のご支援に感謝し、7周年記念に向けてのご挨拶と致します。
                                                敬 具
      平成19年11月12日
                      NPO法人未来構想戦略フォーラム 共同代表  大脇 準一郎 拝

追伸:未来構想にご参加くださり、市民国連創設に当っては、会計の任にあって、誰よりも熱心に奉仕された
佐々木良雄氏が肺がんのためご逝去されました。衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。また未来構想世話人、
市民国連創設委員会委員長を務めてくださいました福岡克也先生、昨年末から大手術を何度かされ、現在、
自宅療養されています。
奥様も完全介護施設でご療養、ご不在のため、生活に不便をされているようです。お近くの方でご存じの方
居ましたら、先生のご不便を軽減するためお助けいだければ幸いです。
                                                以上

  

2007.09.28未来構想にご関心をお寄せの皆様、大脇です。
  今後の方向性につき、所見を述べますのでご意見をお寄せ
  いただければ幸いです。

1、「美しい日本づくり」を国民運動に!

  安倍晋三前首相の健康上の挫折はご尊父と同じく同情します。一身を捨てても
  日米協約を護ろうとされた大義は、ご祖父の心意気を思い起こします。お若いので
  きっと再登板されるときガあることでしょう。そのときはもっと健康で逞しくしたたかさ、
  ふてぶてしさを身に着けていらっしゃることでしょう。牛歩の歩みであった教育改革への
  道を次々と進められたことは見事でした。トップが決断すれば出来るものであることを
  国民の前に見せてくださいました。

  アメリカ型ブレーン政治を導入され官僚主導から官邸・政党主導へ切り替えようとされ
  ました。その中でも「美しい日本づくり」のプロジェクトはもっとも共鳴するものの
1
  です。このテーマは
1政権のスローガンとしてではなく、政権を超えて国民が取くむべき
  スローガンであり、プロジェクトであると思います。

  自然の美しさから人の美しさ、内的心美を含めて美しい日本作りを目指すべきと存じます。 
  安倍前首相の一身を惜します、日米関係こそ世界平和の要と献身されたその心意気はご祖父の
  精神とともに米国の心ある人の心に感銘をあたえています。

  小生は日本の心美の原点は、いみじくも美智子妃殿下が幼いころ、父親から聞き衝撃的に
  覚えているとおっしゃった弟橘姫にあると思っています。常磐御前、唐人お吉、金色夜叉に
  お宮、いずれも愛おしい人のために、自分のもっとも尊いものを捨てた生き様でした。

  美しい日本づくりの座長を努められた平山郁夫先生は、「1800通にも及ぶアンケートを見ても
  99%の国民が、このプロジェクトに期待し、美しい国づくりを応援したがっている。」述懐
  されています。平山先生のお言葉は、
4半世紀前、フリップ殿下がタイムの記者の質問にお答え
  なった言葉を思い起こす。「大衆の
80%以上は何か人の役に立ちたいと思っている善良な人達だ。
  ほんのわずかな自己中心的な人の行動をマスコミが針小棒大に増幅しているだけであって、
  多くの善良の人達はマスコミの公害にさらされているのである。」

  今回、政府主導でなくしては、出来ない知的・人的遺産がわずかの間に集積されています。
  小生は心ある諸団体の皆様に呼びかけて、このプロジェクトを一大国民運動にすることを
  提言いたします。

   このことは712日磯村尚徳氏の「美しい日本の構想―世界から愛される日本文化」の結論「「これからは
  世界が期待する〈日本らしさ〉というもの求められて、単なる生活文化で、評判がいいと言って
  喜んでばかりいないで、価値観的なもので、世界に通用する普遍的価値の理念を作るときがきて
  いる」ということばと結びつくと思います。


2、北東アジアの未来構想

  本会は中野有氏、李鋼哲氏、西原春夫氏らの提言もあって北東アジアの未来を論じてきた。
先日、言論NPO主催の第3回北京―東京フォーラムの報告会が虎ノ門の日本財団で開催された。
大手、銀行頭取、新聞記者、大学教授等の報告で聴衆者の質問時間が全く無かった。小生、新聞、
雑誌の編集に携わった折、3Cということを教わった。

  Criticism(客観的評価),Communication(読者との対話),Creation(創造)である。これに
照らして、Creationが足りないのではないか?と感じさせられた。EUが出来た経緯にはいろいろ
要因が挙げられるが、北東アジア共同体構想と比較するとき、構想力、哲学、理念の貧困が浮き
彫りにされてくる。
このヨーロッパ統合のビジョンを提唱したウィリアム・ペン、ヴィクトル・
ユーゴー、グーテンホッフ・カレルギー男爵やロベール・シューマンの貢献を見逃すことが出来ない。
岡倉天心の「アジアは1つ」孫文の「覇道から王道へ」だけでは求心力に欠け、今、中国の覇権
主義の暴走に歯止めをかけることが不可能に見える。
小生この夏、いくつかの島嶼国家を訪れる機会があった。日本は以前、協力した3つの湾口整備も
終わり、水産関係でJICAから1人駐在員が残っているだけであるというのに、人口6万のこの小国
に中国は2億ドル、夜間の街灯の贈与、400人の労働者派遣による昼夜兼行のホテル建設、これでは
国連常任理事国狙いの日本外務省のODA外交も全く影が霞んでしまっている。

  昨日、早朝、突然見知らぬ中国の青年Jin Mi氏からスカイプでチャットが入った。小生の
英語論文「北東アジアの安定と平和のための3つのキーワード」をネットで見て、異論があると
言うのである。チャットで意見を交わす内に彼の言い分は、「日本はODAとか金で済まそうとして
いるが、日本人が1845年―1945年の50年したことは中国史においてもっとも悪い時代であった。
日本はその謝罪をなぜしないのか?ということであった。外務省が謝罪の意味を込めて最優先した
中国へのODAは、中国の留学生達は日本に来て始めて知ることが多かったが、日本流の玉虫色の
外交が一般には理解されにくいことを説明し、1時間後、ようやく「あなたの会を応援したい」
となった。日中両国民が相互に信頼と尊敬を深めるにはどうすべきか今後、大戦略の一環として
検討すべき課題であろう。

  報告会で朝日新聞の前、ヨーロッパ総局長の木村氏が「薄汚い狭い事務所に、本や書類が
渦高く積まれ、ボランティア青年がたむろしている。アジアの理想を語りながら現実とのギャップ
に驚いた。工藤さんの地道な努力をみんなで応援しよう!」と参加者に呼びかけた。セブン銀行の
安斉社長も同じであった。わずか3年足らずで難関の認定NGO(日本で49団体、免税措置有)の
認可を取り、財界の援助の下、政府が出来ないトップレベルの日中民間外交を進めている。
正にこれは日夜黒子に徹して励む工藤泰志代表のスピリットに多くの人がひきつけられている
からである。主義主張を超えて今、何をやっているのかその実績がなにより問題であると言える。


3、内なる国際化を求めて

  914日第65回未来構想は坂中英徳氏を迎えて「少子化と移民政策」を論じた。
文教大学国際学部の重広貴美さんの速記をホームページに添付しますのでご覧ください。

  当日34年間、北鮮に行ったきりの姉の帰還を願って日本人妻自由往来運動を続けてい

  る田代さんがお見えで、フォーラムが終わるなり、坂本先生の方から田代さんの
ところへ駆け寄られ、今後協力してやりたいとおしゃっていました。退職金を投入して
まで脱北者の待遇改善に尽くしたいらっしゃる坂中氏、これら当り前の真実を国民に
知らせることが自分の余生の使命であるとも述べられました。文芸春秋11月号(1010日発売)
に日本人妻問題をお書きになったそうですが、文春側は発売までは予告できないとの返事でした。

   当日、元東京民団金秀泰団長(82歳)もお見えになっていました。金団長が「在日僑胞
には再入国カードを不要としてもらえないか?」と質問されると坂中氏は烈火のごとく
お怒りになり、「そんなことだからだめなのだ」と険悪な雰囲気となった。金団長はなぜ
怒られたのか、ぜひもう一度お伺いしたいと夜9時半から11時の懇親会にも隣りのテーブルで
お待ちになりましたが、そのまま坂中氏が帰宅されました。坂中先生からすれば、国家主権が
あり限り、面倒でも出入国の手続きをするのは当りまえで、それは在日僑胞の甘えに過ぎないと
長年の経験から取り付く島も無い。このまま金団長をお帰しするもの気が引け、金団長は何度も
硬く辞退されましたが、近くの小生自宅にお誘いした。「如何に社会的地位があろうと、年下の
者が年上に挨拶に来るのが当たり前、講師が質問に怒って答えないとは礼儀を失すると憤懣やる
かたない心情を82歳とは思えないくらい語気強く吐露され、溜飲がおりたときには終電車すれ
すれでした。坂中氏にしれば当然の論理があり、金団長にしても韓国文化の伝統と日帝支配下の
不幸な歴史から見た論理がある。これを調停するのは至難の業である。

  今回、カリブの小国で副首相を含め8人の大臣にお会いしたが、どの大臣も、「平和には
Diversity(
多様性・差異)を認め合うことが肝要である」と熱っぽく語ったのが印象的でした。
今回のテーマも「外国人にとって住み良い日本をどう作るか」、内なる国際化は近いようで
なかなか遠い課題のようだ。


4、「プーチンの“変身”と国際関係」

   新興企業家の弾圧、政敵、批判者の暗殺、国外追放、近隣諸国への露骨な内政干渉、
プーチンは当初と変わって強いロシア、強権政治に変身しているかに見える。

  来る1025日(木)午後615分武蔵野市本町コミュニティーセンターで第66回の未来構想
フォーラムが開催される。発題者は長年、ソ連ウオッチャーとして名高い兵藤長雄氏、曽野明門下
の気骨ある外交官でいらっしゃる。

  兵藤長雄氏

 モスクワ、ロンドン、マニラ、ワシントンでの大使館/総領事館勤務等を経て、 1990年、
 欧亜局長、
1993年、ポーランド大使、1997年、ベルギー大使。2000年、東京経済大学現代
 法学部教授を歴任され、この
3月退官されたが、多くの会の役員をされており多忙な毎日を
 お過ごしです。北方領土帰還運動にも熱心に取り組んでいらっしゃいます。また通称、
  OBサミットとして知られるインターアクション・カウンシルInter Action Council は、1983年福田赳夫元
  首相の提唱で設立されたもので、国家元首首相経験者30人前後が毎年非公式に集い、人類が直面する政治・
  経済・社会・倫理などの分野における諸問題の実践的な解決へ向けた提言をしています。兵藤氏は、武力紛争・
  国際テロが拡散する中で、児童が最大の犠牲者である現実に、普遍的倫理基準を求め基本的人権を強化する
  ための責任宣言を志向する動きに大いに共鳴。責任宣言草案作成、責任宣言の国連での採択に協力されています。
  対ロシア問題を中心に、幅広い討議が期待されます。

  有為の皆さまのご参画をお待ち申し上げております。詳細は近日中に公式ページに掲載いたします。 以上