「職場における健康管理」 浜口 伝博 氏
         
 PPT

「新健診へのトランスフォーム!
       そのときあなたは何をする?」


講師:浜口 伝博 氏
    潟梶[ジャー医療情報室・産業医

医療制度改革にともない、本年4月、メタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)に焦点をあてた特定健診や保健指導が健康保険
組合等の医療保険者に対して義務化されました。今回、特定健診・
特定保健指導の「導入の背景と狙い」について学習するとともに、
「医療専門職として本制度にどのように関わっていくべきか?」、

また「プロフェッショナルであるために今後必要なスキルとは?」
本年度から始まる本制度について、立ち上げメンバーであった浜口
先生より、ご講演をいただきます。




浜口伝博 氏 ・プロフィール


産業医科大学医学部卒業後、鞄月ナ産業医、
日本IBM鞄搖 産業医、同社産業保健部長。
日本産業衛生学会理事,日本産業精神保健学会理事、
東京都 医師会産業保健委員会委員としても活躍。
2005 年8月厚生労働省健康局「生活習慣病健診・
保健指導の 在り方に関する検討会」委員

  *当日の講演はこれに近いものです。事務局側で過去の
   ご講演を参考に資料として作成したものです。   

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ハマーコンサルティング代表 浜口伝博先生が語る 生活習慣病講座 Vol.3「過ぎたるは及ばざるが如し」
メタボリックシンドロームは日本語で言うと「内臓脂肪症候群」ということになります。つまり内臓に脂肪が貯まった状態という意味なのですが、何ともかわいげのない命名です(笑)。内臓に脂肪がたまるとはどういう状態かといいますと、お腹の内臓(胃とか、肝臓とか、小腸とか)のすき間を埋めるように入り込んでクッション役割をしている大網(たいもう)というまさにネットみたいなものがあるのですが、それに必要以上の脂肪がついてしまっている状態をいいます。
過ぎたるは及ばざるが如し イラスト この必要以上の脂肪から動脈硬化を引き起こす化学物質が“必要以上に”プチプチ分泌されていることがこの病態の基本メカニズムなのです。ですのでお腹の脂肪を減らしましょう、とふたこと目には言われるわけです。さてこのメタボリックシンドロームの方々をよく観察すると、意外と「うつ病」等のメンタル疾患の多いことが一部の論文で発表されています。確かに、不安、抑うつ,不眠、イライラなどがあると,食生活もみだれてメタボリックシンドロームを発症させたり増悪させたりするだろうことは感覚的には理解できます。
以前より、メンタル疾患では糖尿病の発症頻度が高い傾向にあるとか、心血管系疾患による死亡率も一般人口より高いことは指摘されているのですが、はてさて、どうもこの両者の関係が気になるところです。いったい、メンタル疾患そのものがメタボリックシンドロームの発症に影響を与えていると考えるべきなのか、それともメタボリックシンドロームを背景にしてメンタル疾患が発生してしまうものなのか、がよくわかりません。またことを複雑にするのは、メンタル患者さんの服用する薬の副作用としての肥満傾向の場合があることや、更年期(男性も女性も)となる中高年は、そもそも気分がブルーになりがちであることも重なります。そして中高年は誰でもそれなりのストレスをかかえていますので、ストレスがかかれば当然メンタル(気分の落ち込み)にも影響しますし、日常生活においてタバコが増えたり、飲み過ぎ食べ過ぎ、運動も減って生活不規則、不眠状態にもなります。つまり中高年は体質的にもストレス的にも、メンタルにもメタボにも、両方さらされているわけです。メタボリックが先か、メンタルが先か、もうわからなくなってきてしまいますね。
 
浜口伝博先生
浜口伝博(はまぐちつたひろ)
厚生労働省健康情報 これからの健康
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Vol.1「肥満」
Vol.2「粋な宣言!」
Vol.3「過ぎたるは
 及ばざるが如し」
Vol.4「こころとから
 だとメタボ〜リック」
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