にしざわ じゅんいち   西澤 潤一 先生 -------------------------------------------------------------------------------- 【略歴】 1926年 仙台市に生まれる 1948年 東北大学工学部電気工学科卒業 1960年 同大学において博士号取得 1962年 東北大学電気通信研究所教授 1968年 (財)半導体研究振興会 半導体研究所長 1990年 東北大学名誉教授  〃 東北大学総長 1998年 岩手県立大学長 【著書】 1999年 背筋を伸ばせ日本人 PHP研究所 1997年 新学問のすすめ 本の森 1994年 私の独創教育論「独創教育が日本を救う」の改題 PHP研究所 1993年 人類は滅亡に向かっている 潮出版社 1990年 私のロマンと科学 中央公論社 1987年 創造性を育てる(永井道雄共著) 岩波書店 〜2000年 半導体研究 超LSI技術 40〜46 工業調査会 他、著書多数 【学会・受賞】 米国電気電子学会特別会員 英国電気電子学会会員 日本学士院会員 2000年 IEEEエジソン・メダルズ受賞 1983年 IEEEジャック・A・モートン賞受賞 1989年 文化勲章受賞 【紹介】 世界の研究者に先駆け1950年代から光通信の可能性に注目し、独創的なアイデアと研究により光通信に必要な基礎技術を考案した人物。PINダイオード、静電誘導トランジスタ(SIT)の発明や半導体材料の完全結晶化技術の開発などで知られる。エレクトロニクス分野の学会で世界最大を誇る米国電気電子学会(IEEE)から83年に部門賞のジャック・A・モートン賞、2000年にエジソンメダルズ賞が贈られている。また、近頃IEEEの最も権威のある賞「IEEEメダルズ」として、新たに西澤氏の業績をたたえた「西澤メダルズ」が創設された。「メダルズ」は、発明王トーマス・エジソン、有線電話を発明したグラハム・ベルら20世紀を代表する科学者の名を冠した賞が13ある。日本人では、西澤氏が初めてで、半導体デバイスや光通信などを発明した独創的な研究が評価された。なお、「西澤メダルズ」は、2004年から毎年、電子工学や材料化学などの分野で顕著な成果を挙げた個人や団体に贈呈される。「世界の半導体研究者の中で一番ノーベル賞に近い人物」といわれている。 -------------------------------------------------------------------------------- <戻る>