未来構想戦略フォーラム 「国際協力の現状と課題」
     2008.7.16

第一部

大脇
第一に、NHKで最近、後藤新平が遺言として残した「金を残して死ぬものは下だ、人を残して死ぬものは上だ。」最近の韓国ドラマも。今の時代が金銭中心の時代にひとを育てるのは金では換えられない。最終的には現地の人が育つこと。国際協力の最終課題。
第二に70、80年代にかけてローマクラブが宇宙船地球号といった。その提唱者は人類の運命、崇高な目標に向けてがんばられた方。私たちは社会を変革するために人間の魂に変革をもたらさなくてはならない。人類の目標。第7レポートは教育。ローマクラブの理想は立ち消えた。市民がどのように自発的に活動するようになるかが課題。
第三に人のために生きること。人のために生きる喜びが金で変えない喜びである。

野村
ハートオブガーナで今日までしてきた活動をまとめましたので紹介します。1995年から活動開始。ガーナ共和国について。赤道上、本州くらいの大きさ。宗教は半数がキリスト教。公用語は英語。国旗の赤は独立の血。黄色は鉱物資源。緑は森林。ブラックスター。ガーナと日本の関係は野口英世がガーナで死亡。小泉首相がアフリカ賞を創設。2008年5月に授与。ガーナ大学には野口研究所がある。細菌研究の中心。農村にはあり塚がたくさん。2000年に選挙があり多政党により安定した政治が行われている。学校中退が70%。ストリートチルドレンがたくさん。1997年から女性の職業訓練所を開設。14名を集めて開校。美容コースも。日本からだけでなく世界銀行などの援助を受けて20ヶ月の職業訓練プロジェクトを開設。エイズ予防教育。学校卒業者を対象に実施。演劇を通じてわかりやすく教える。各地方でも行いセミナーだけでなく教育終了後エイズ予防教材、終了所などを贈呈。約5000名に教育。参加者のカウンセリングセンターを立ち上げる。里親奨学金制度。学校から推薦された子供を対象に毎学期ごとに児童の成績、健康状態を報告してもらい、自立まで支援する。小学生が高校生にまでなった。高校は学費が高いので支援者を集めて支援をはじめた。6月・7月に行ってきた。私の孫と同い年でとてもかわいい子がいた。青年のスポーツ支援。バスケット・空手を屋外で自主的に練習している。ナショナルチームに次ぐ実力。日本での活動。外務省主催のアフリカンフェスタに2003年から毎年参加している。チャリティコンサートを2000年から今年1月まで開催。広報渉外支援活動。医療器具を贈呈してもらう。名古屋の小学校の絵をガーナの子に渡し、ガーナの子の絵を交換に持っていった。里親からの手紙。生活用品を売って生活を立てる子供たち。自立支援を今後も継続して行っていきたい。

長谷川
リベリア共和国に14年間活動。年に一回はいきながら学校プロジェクトを支援。国教はキリスト教。リベリアドル。USドル。公用語は英語。雨季と乾季。339万人。アフリカ初の女性大統領。1989年から16年間内戦。少年兵の子供たち。国の郵便局も焼かれて窓も落ちている。郵便物も届かない。一番被害を受けた女性や子供の支援。3000円で200人の子供にパンとスープ。学校に行かずに子供を抱えている人たち。託児所を作ってほしいと頼まれる。昨年10周年記念のイベント。サッカーのボールひとつで遊びができる。サッカーボールを現地に必ず持っていく。ユニフォームがほしい。内戦後初めて日本人の子供がリベリアを訪問。学校をレンタルしてきた。がんで倒れた仲間からも何かを残したいと頼まれた。今年には学校を建てたい。学校建設のお金を送って柵を作りたい。アフリカの親善。ホームスティしにきた。日本の学校訪問。小学校に行って歌を歌って教えた。内戦の体験談を話してもらって子供たちから「親がいない子供がいるんですか?」という質問があった。TICADの時に大統領の食事を作った。夕食会に大統領から招待を受けた。リベリアに行ったときにも大統領に表敬訪問。内戦後すぐは国連の調査団を通じてお金を送った。リベリアを愛してくれてありがとうと言われた。学校支援金お願いします。

羽上
メッセージ→AIDS。こんなことばかり。教育も必要。太陽発電。
ウガンダに住んでいる。1988年の3月に行った。96年までは子育て。それ以降は行ったりきたり。主婦の形で紹介。ケニアの隣にある赤道直下の国。標高1200m。日本のような暑さはまったく感じられないさわやかな国。気候で困るようなことはない。とてもすみやすい。内戦が終わった後に家庭を持った。今の大統領が政権を奪還した。まだ産業が国内では発展していない。電気代、水道代が馬鹿にならない金額になる。水道をまともに引いて暮らしている%は高くない。だいたい水を汲みに行く。女性と子供の仕事。ある程度のところまで政府が学校の教育費をただにしてくれると言っているが、ほかにも費用が必要。水を汲みに行くための時間もけっこうかかる。小学校7年制だが6年生くらいから女の子はストップさせられる。水道管の整備も始まった。田舎のほうには手が届かない。部族の王がいる。首都にいる部族の王には事業的な支援が多いが、地方に行くと王と言っても良い暮らしをしていない。ウガンダでは内戦がストップしているので、もう少し技術的なものを整備してほしい。電機代もものすごく高い。イギリスの占領下でインド人がやっていた商売。大統領は帰ってきてもいいと言ったがインド人の子供たちはあまり帰ってこない。当時の工場は廃墟になっている。現在は稼動していない。今戻ってきているインド人はスーパーなど、利益は自国に送っている。自分たちで自立できるだけの産業が発展していない。実際あってないような給料。副学長がタクシードライバーをしている。仕事をやれている人はまだいい。自分たちで持っている資源はあるが、国境近くの資源は隣の国は俺のものだと言ってくる。開発は十分に行っていない。資源を十分に掘り当てられていない。探り当てられていない。1年中お日様が出ている。日本のソーラー発電などの技術は確か。21世紀になっても引けをとらない。彼らも日本製品に信用を置いている。最先端の技術でなくて。中国がアフリカに支援し始めていて怖い。高い技術を持っても活かせない。今の60代くらいの人。熟練した技術がある人。細かいノウハウを教えてほしい。大工も高い教育を受けた人たちではない。日本はアフリカ大陸を侵略したことがなく文化も言葉も似ている。日本のすばらしい技術を活かして、貧しさだけでなくアフリカがもっと影響が大きく持てるように。そういう観点からもみなさまに考えていただけたら。

佐桑
韓国に6年間留学。日本と違って韓国はボランティアが盛ん。日本は遅れている。オートバイで韓国を回りながらボランティア活動。韓国を三周回る。韓国、フィリピン、カンボジアなど。スマトラ沖地震。6月14〜21日。ミャンマー、ビジネスビザで入国。広島の檜田院長と一緒に。人口4800万人。今回はヤンゴンの南の田園地帯にサイクロンが来た。77738人死亡。不明者と合わせるとおそらく13万名。ミャンマー史上最大の天災。過去最大であり滞在期間が長かった。官民ともに対策がなかった。通過まで2日間。10時間で水かさが9m高くなった。30分で吸引された。家のつくりが弱い。葉と枝の家。災害を知らせるシステム、経験、危機意識がなく非難が遅れた。夜遅くに上陸。被害後の対策もない。食料がない。海外からの支援の受付が遅れた。DDT村。全家屋が倒壊。死者50人。家が30度傾いて直すことができない。粘土状の土で足がぬかるむ。レンガで道を造る。栄養不足がほとんど。食べるものがなくて体力が奪われ病気が発生しかかっていた。抗生物質は必要ない。食料の供給が必要。伝染病の可能性。今後も温暖化によるサイクロンをどうするのか。ミャンマーの3ヵ年計画。第一は食料。第二は住宅などの建設。第三はインフラ。大使館で。インフラ整備、寺院を公共施設として使う。電力の技術。ダムではなく川の水力を活かした発電。医療技術の移転。報道されなくなったが解決されているのではない。340億円国連から支援をする。ミャンマー政府に企業のリーダーが集められた。家を作るよう命令を受けた。ミャンマー政府はそれで支援活動をしているということにしていると聞いた。今後小さいながらでも活動をやって行きたいと思う。

佐桑
一色先生の紹介

一色
日本語を海外で外国語で教える横山先生。文化を伝えるもの。指導を受けると8時間で先生になれる。

横山
横山ダイレクトメソッドの横山。何にももっていないけど来ました。アメリカのコーネル大学で。世界中で日本語を日本語だけで教えたい。誰にでも教えられる教材を作った。ヘブライ語の合理性を使って。7冊。日本人がいつでもどこでも誰でも日本の言葉を使って紹介してほしい。「僕はうなぎだ。」外人は日本語はわからない。日本語を知っていただくと言うことは日本を知る、日本の文化を知る非常に大切なこと。今まで一度もできなかったことはない。

休憩

佐川
市民国連賛歌。作詞作曲高村さん。
今日のためにカラオケを作ってきました。
イヨマンテの夜。
オーソレミーオ。
いつまでも。

平田式トントンボディケア
野口英世記念財団の理事長
自然科学系の偉人のトップ。ハンディキャップをしょって、独学で医者になった。パイオニア。アメリカ、アフリカ。殉死。
水澤心吾。韓国での道が準備されている。

第二部

山元
会場の全員がパネラーになれるのではないか。みなさんがパネラーということでお願いします。アフリカ53カ国。この集まりはこの中からコラボレーションが生まれたらいいな。広瀬先生。日本医療経営学会理事長。経営の概念を入れた。災害時の国際医療協力について。本当に緊急の課題。地球温暖化によって蚊が北上している。
杉下先生(パンフの紹介)。オランダは経済の60%がNGOでなされている。

杉下
経済協力・開発協力。本当に第一線で現場でやってきたという経験はない。新聞記者の半分くらいはアフリカを専門。40からは開発協力だけを専門にやってきた。そんな記者はNHKにもいない。第一線がないのが弱点。非常に居心地悪いです。非常に経験豊かな人の中に入った。私はマクロ的な開発協力、国際会議を取材してきた。NGOがマクロの国際社会の中でどういうことができるか。現場とマクロの接点。国際社会におけるNGOの役割についてお話できればと思う。

山元
正にそのとおりで、今回3人の方が紹介してくださいましたけど。最近日本の女性の活躍がすごいと思う。大脇さん今回の仕掛け人。彼のここ何年間の活躍はすごい。熱心。オーガナイザーとしての機能。

大脇
パンフレットにある未来構想とは何か、市民国連とは何か。やるたびにまとまってくる。自由に話し合える場を作らないといけない。共存共栄の観点で。どういう立場でも力を結集して幸せになる社会を作るためにどうするか、そのために知恵を出そう。そういう流れができた。みな文化の枠組みで見ている。狭い心の牢獄の中にいる。自由な発想、新しいパラダイムで未来を作ろう。平和を作り出すリーダーの養成が必要。それをなす拠点。システム的に国際指導者大学。そのために人材作りのために作る。ビジョンを描くところにある。市民国連ができて。1年くらいお休みしていたが、12月23日に国民の流れを作ろう。

山元
未来学は世界の主流を占めている。50年後から今日を見る。
市民国連。国連と一緒にやっていこうというのが日本人は弱い。ヨーロッパでは活発に活動している。ようやく日本でも市民国連が形になりだした。市民国連をうまく活用していただいて世界に働きかけてほしい。必ず経験値を伝えながら一過性で終わってしまわないように。

広瀬
私は医者。ODAは意味がない。政治家が現場をわかっていない。オランダはNPOに出している。実際に現地を知っている人が役に立つ。救急医療はどうしたらいいか。日本もできていない。一番は日本の医者が語学ができない。現地に行って医療はなにもしていない。そういうことに関する考え方が日本は弱い。日本の金を使って中国は道路を使っている。アンゴラも利権を取りたいから日本の金を使っている。ミャンマーも。50億があれば40億はNPOに出したらいい。エイズはアフリカで30%がかかっている。エイズの薬を母親にすれば80%は子供にかからないのに理解していない。一番の問題は水。飲み水がない。感染症の元になる。現地では抗生物質が不足している。ワクチンの普及がない。ワクチンをNPOが無料で配るのが大事。NPOがやっていることのほうが現地のためになる。現地を知らずに報道するのが害になる。衣料も大切だがもっと大切なのは生活。市民国連もそういうのをやっていく。風力発電のほうが役に立つ。スペインに輸出して金を稼いでいる。日本は高いから中国に頼む。中国がどんどん進出。西洋医療よりも東洋医療を持っていく。キリスト教を輸入してきて文化が壊れた。必要としているものを与える。

山元
現場が遊離したことにお金が消えてしまう。私は井戸を掘ろうとしている。ウガンダの人が太陽発電ほしい。木を切らないために太陽発電を寄付。そういう運動も少しずつやって行きたい。現場で手作りでやるのがいちばん感謝される。中国はそういうことをやっている。日本はお金を出す。中国人はノウハウを絶対教えない。

杉下
日本のODAへの批判。訂正させていただきますと、NGOへの提案型と委託型がある。NGOへはODA予算の2%。これは日本政府が悪いわけではなくNGOができない。ODAは大規模事業でそれをできるのは数えるくらいしかない。民間から提案があがってこない。これをやれるのは大型のNGO、年間収入10億以上。おそらく30くらいしかない。残念ながら受け皿がない。カナダとかアメリカとかのように。マインドもいいし技術もいいし定着していない。去年から政府はキャパシティディベロップメント。アメリカとかイギリスのNGOに留学させる。経理も。使途不明金が多い。税金だから明快な経理が必要。もっと重要なのは知らない人たちがもっとNGOを支える必要がある。政府に近い人間として。中国が日本のお金を使ってやることはない。

山元
私もJICAに申請出したら断られた。最近法律が変わってNGOにやさしくなりつつある。またやり直せば。経理はいっぱいいる。団塊世代を活用。今は日本はNGOが黎明期。熱い志を持った人はたくさんいるので組んでいける。では会場から。

田中
発展途上国。日本の国民自体が反省しなくてはいけないものがたくさんある。日本の医療。日本の問題はボランティア精神がない。オランダは強い。オランダはNGOに56%出している。国境なき医師団。ポーランドも面白い。ポーランドは実際にヨーロッパの26カ国の患者を集めて手術している。日本の厚生省を全部切り替える。ボランティア精神を大きくしてNGOを支える。

岩口
日本のNGOは寄付が集まらず弱い。今回サミット、TICADに事前にNGOが集まって政策提言をしたり政府との交流をした。今回の会議でのNGOの役割。実際に動かしたことがあったか。

杉下
サミットに初めてNGOがかんだのは沖縄から。サミットの成果、TICADの成果にはほとんどなかった。これは地球温暖化がメインテーマになったのはNGOの影響があったかもしれない。ただしサミットの会議の中でどう影響したかは、テーマ選びやアジェンダの比重くらい。TICADも同じ。残念ながら今回の二つの国際会議で影響を及ぼしたかわからないが、あったかもしれないというくらい。

山元
政府も外務省もNGOよりになってきた。同じ場所で別の会議室で平行して講演してきた。じっと聞いている。ずいぶん政府も変わってきている。国際舞台でも話を取り上げている。政府をパートナーとしてやっていく。杉下さんにはアドバイザーになっていただきたい。

羽上
シニアのJICA。どういったレベルの人がアフリカにこられているのか。今後の予定など。

杉下
シニアは大変な人材の宝庫。国際協力における人材供給源。JICAは治安に異常に気を配る。シニアボランティアほど安全な海外旅行はない。外務省ルートを通じて送っているから安全。安全なところにしかいかない。治安のいいところ。体力の問題で年に1人ほどなくなる。その世代はまじめ。シニアは質がいい。どれだけ出せるか。治安の問題。ODA予算は最盛期の6割。縮小の時代。これを拡大できるかと言う問題。非常に評判もいいので増やせたら増やしたい。給料も減ってきているので応募する人もでてくるか。シニアボランティアを増やす、呼ぶ活動をやっていきたい。

感想

黒河内
一番大切なことは、今日のディスカッション。国連のミニバンのようで一番よかった。今日出たポイントはもっともっと追及していくべきもの。活躍するアフリカ。元気なアフリカ。これは認識不足。庶民が活発に躍動している。そういう場面を作り上げることが大切。これから市民国連として結実してほしい。

中川
アフリカが動いている。ソフトで協力。未来に活用できる教育が重要ではないか。サミットでは日本としては5年間で2000億のODAを2倍に増やす。民間の投資を5年間で1兆円くらいにする。サミットの報告会に行ってきたが、官僚的な発想でやはり今回これだけのお金をアフリカに出すのであれば、ハイテックは必要なくローテックを必要。マラリアの撲滅に帰する。民間のNGOが意見を出して。政府の金を使って草の根の活動をする。個人ががんばる。

一色
皆様方の心が熱く盛り上がったと思います。すばらしい連帯が世界平和のキー。歌の世界は世界共通。子供は未来からの使者である。心が恐れを抱くはず。知識が自由であるところ。言葉が真理の深みから沸き出るところ。理性の清い流れが形骸化した民衆の。心がますます広がる。